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猫耳はオタク要素

この前の事件から数日後…






まぁ、レンの体調も改善され、何とかお互い平和を取り戻した…、

まぁ…ミロのいる時点で平和なんて程遠いのかな?

一応呪われているわけだしな…、

取り敢えず話は変わるのだが…、

今俺とミロは路上に座っている…、

…意味が分からない?

まぁすなわち溜まっているわけだ…、

理由…?

まぁ意味もなく外へでることが俺の趣味なのだ、

それでミロがついてくるといって聞かないからつれてきたわけだ…、


「どっか行きたいとこあるか?ミロ…」

「ん〜、この辺のことは分からないからな…」

ミロは少し悩んだような素振りを見せ、もう一度俺を見た、

「分からないぞ」

「あ、そ…まぁいつまでもここにいるわけにもいかないからな…、とりあえずどっか行ってみるか」

俺はすくっと立ち上がった、

それを見たミロも後に続いてピョンと立ち上がる、

「じゃあ行くぞ…」

俺たちはぼんやり歩き出した…、

「…ん?」

俺は周りの視線に気が付いた…、

皆俺たちを見てクスクスと笑っている…、

「どうした…?」

ミロが俺を見る、そしてその整った顔と猫耳が俺の目に入る…、

なるほど…周りから見ると俺は美人な少女に猫耳着けさせて歩いてるオタク少年に見えるわけか…、

嫌な誤解受けてるな…、

第一コイツ男だからっ!

…元はな…、

「なあミロ…その猫の耳隠してくれ」

俺は小さく呟いた、

「何でだ?」

ミロは首をかしげ、俺に尋ねる、

「俺がオタクだと思われてる…」

「…いいきみだ」

思わず手が出た、頭に親父並みのゲンコツを突き落としてしまった…、

「いてっ!」

「何が良いきみだ!?俺がお前に何をしたぁ!?」

俺はミロを睨み付けた、

「悪かったって…」

「…あとでお尻ぺんぺんだな…」

もちろん冗談だ…、

「う…それは…嫌だ…」

でもコイツには効き目があるらしいね…、

「それとも今すぐが良いか…?」

こっちは呪われているんだ、こんぐらいしてやっても良いだろ?

「にゃぁ…嫌だぁ〜」

今にも泣きそうな目で俺を見る、

俺はサディスト出はないが、この顔は可愛いと思ってしまうな…、

「泣くな泣くな、大丈夫だよ、叩きゃしないから」

俺はミロの肩を叩いた、

「う〜、ホントか?」

ミロは心配そうに聞く、

「本当だよ…」

俺は気だるくあくびをした…、

「ふぅ…」

良かったとでも言うように息をはいた…、「ほれ」

俺は被っていたキャップをミロに被せた、

「にゃっ!?」

ミロはふっと上を見た、

もちろん帽子も動いてしまっているので見えるわけがない…、

本当にアホの子だ…、

「これ被ってろ…、耳隠れるから…」

俺はミロの頭をポンポンとたたいてやった、

「うん、分かった」

ミロはにこっと笑った、

まったく、何でこの笑顔を可愛いと感じてしまうのだろうか…、

まぁ良い、とにかくこのお出かけが平和に終わるなら…、

「な、ミロ…?」

所がミロはいない…、

「ど…どこ行った!?」

どうやら平和は無理らしい…、

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