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神様のミスで死んだので、神獣もふもふと異世界インターネットで快適スローライフ始めます! ~最強生活チートと1000万ポイントでポチりまくりです~  作者: 幸せのオムライス
1 森の生活と孤児院改革

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ギルド登録と初めてのビジネス 18

 私は、ナイト・グロウの群生地を、スキップでもしそうな軽い足取りで歩き回る。

 そして、目についたナイト・グロウに向かって、次々と念じていく。


「収納! 収納! しゅーのーう!」


 スポン、スポン、スポポンッ!

 面白いように、目の前の薬草が消えていく。

 もはや、これは採取ではない。

 収穫だ。いや、もはや掃除機でゴミを吸い取っているような感覚に近い。


「ふっはははは! 気持ちいい! これぞまさに収穫のオートメーション! 私の考えた最強の農法!」


 ものの数分で、あれだけ広がっていたナイト・グロウの群生地は、すっかり寂しい姿になってしまった。

 もちろん、ちゃんと若い株は残しておいたよ。来年のため、そして森の生態系のためだ。サステナブル、大事。

 四次元バッグの収納リストを確認すると、『ナイト・グロウ x 330』という、とんでもない数字が輝いていた。

 あまりの効率の良さに味を占めた私は、森の探索を再開する。


「コロ!  次のお宝はどこ!?」


『こっち! 甘い匂いがする!』


 コロが案内してくれたのは、赤い実がたわわに実った、森苺の茂みだった。

 孤児院の子供たち、特にエミリーが喜びそうだ。


「君たちも、私の四次元バッグへようこそ!」


 茂みに向かって、手をかざす。


『森苺の、熟した実だけ、収納!』


 ザザザッ! と、茂みがわずかに揺れたかと思うと、赤い実だけが面白いように消えていく。

 葉っぱも、まだ青い実も、枝も、そのままで。


(……やばい。この能力、万能すぎる)


 これなら、ジャム作り放題だ!

 売れる…! 絶対に売れるぞこれは!

 私の脳内で、事業計画書がすごい勢いで作成されていく。

 ターゲット層は? 製造コストは? 販売価格は? 利益率は?


(ふふふ……! 燃えてきたじゃないの!)


 薬草採取という『労働収入』だけじゃない。

 現代知識を活かした『知的財産ビジネス』。

 これぞ、私の目指すべき道だ!

 目の前の森苺が、もはやただの木の実ではなく、金貨の山に見えてきた。


「コロ! もっと探そう! 美味しくて、珍しくて、誰もまだその価値に気づいていない、お宝を探すんだ!」


『うん! お宝さがし! 冒険だ!』


 純粋に喜ぶコロと一緒に、私は、目をギラギラさせながら、森の奥へと、さらに足を踏み入れていく。

 私の商人としての魂が、覚醒し始めた瞬間だった。


 ◇


 森の中での「お宝さがし」は、私の予想を遥かに超える大豊漁となった。

 コロ隊長のチート級嗅覚ナビのおかげで、森苺の他にも、ビジネスの種になりそうなものがザックザク。


 くるみによく似た『森の恵み』は、食べたら絶対美味しいやつだし、乾燥させるとめちゃくちゃ良い香りがする『安らぎの葉』は、ハーブティーにしたら貴婦人方にバカ売れする未来しか見えない。

 極めつけは、岩陰にひっそり生えてた、粘菌みたいなキノコ『ぷるぷる茸』。見た目は正直「うわっ」て声が出るレベルだけど、ネット検索によれば、加熱するとチーズみたいにとろける絶品食材らしい。

 やばい、やばすぎる! この森、完全にお宝の山じゃないか!


 私の脳内は、『森の恵みクッキー』だの『安らぎハーブティー』だの『とろけるぷるぷる茸のチーズフォンデュ風』だので、もはやパンク寸前。

 ネーミングセンスが壊滅的なのはさておき、商品は絶対に売れる! 断言しよう!


 四次元バッグが、気分的にパンパンになるほどお宝を詰め込んだ私たちは、夕暮れのオレンジ色の光が森に差し込み始めた頃、意気揚々とハルモニアの街へと凱旋した。


 もちろん、その足で向かうのは冒険者ギルドだ。

 ギィィ……。

 再び、あの重々しい扉を開ける。

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