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神様のミスで死んだので、神獣もふもふと異世界インターネットで快適スローライフ始めます ~最強生活チートと1000万ポイントでポチりまくり!~  作者: 幸せのオムライス
第二章 ヤマネコ商会、爆誕!:激安の幽霊屋敷と二人の看板娘

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123/147

第123話 素敵な店舗が完成! でも……肝心の人手が足りません!

 続いて、私の戦場であり、商品の生産拠点となる厨房へ。

 ここは効率重視だ。


『業務用ステンレス作業台(幅120cm) 15,000P』×2

『大型寸胴鍋(30L・ステンレス) 8,000P』×2

『製菓用オーブン天板 2,000P』×5


  古ぼけた木の調理台を撤去し、ピカピカのステンレス作業台を設置する。

  壁にはフックを取り付け、お玉やフライ返しなどの調理器具を使いやすく並べる。


 さらに、殺風景だった店内の壁には、温かみのあるクリーム色の壁紙を貼り、窓にはチェック柄のカフェカーテンを取り付ける。

 仕上げに、入り口のドアに『OPEN』の木製プレートを掛ければ……。


「できた……! どこからどう見ても、お洒落な街の雑貨屋さん兼お菓子屋さんだ!」


 カビ臭かった廃墟の面影は、もはやどこにもない。

 ここはもう、立派な『ヤマネコ商会 ハルモニア本店』だ。


 私はカウンターの中に立ち、満足げに店内を見渡す。

 ハードウェア(店舗)は、これで完璧に整った。


 だが、ここで私はある重大な事実に直面し、深い溜息をつくことになる。


「……これ、私一人で回すの、絶対無理よね」


 そう。箱はできた。商品はある。

 だが、ソフトウェア――つまり、この店を動かす「人」がまだ足りていないのだ。


 厨房でジャムを煮込みながら、店頭で接客をして、会計をして、品出しをする?

 私一人と、日雇いのリックだけじゃ、オープンの日にパンクするのは目に見えている。

 影分身でも使えない限り、私のスローライフは過労死ライフへと一直線だ。


「求人……出さなきゃ」


 私はカウンターで頬杖をつき、覚悟を決める。

 お金ならある。場所もある。

 あとは、一緒に働いてくれる「仲間」を見つけるだけだ。


 私は【異世界インターネット接続 Lv.2】のウィンドウを開き、検索窓にキーワードを打ち込んだ。


『ハルモニア 店舗店員 平均賃金』


 ポチッとな。

 表示された検索結果によると、この街の店員の平均的な日給は『大銅貨3枚~4枚(300~400リント)』程度らしい。


 住み込みや食事付きだとしても、大銅貨5枚が関の山か。


(なるほどね。……だったら、圧倒的な差をつけてやるわ!)


 私はほくそ笑むと、羊皮紙にサラサラと求人票を書き上げた。


『ヤマネコ商会 オープニングスタッフ募集!』

『年齢・経験不問。やる気と笑顔重視』

『待遇:週休二日、一日八時間労働。美味しいまかない付き』

『給与:日給 銀貨1枚~(能力により昇給あり)』


 私は、とびきりの好条件を書き連ねた求人票を、早速、店の表に貼り出した。


 ◇


 それから、三日が過ぎた。


 この間、私はまさに目が回るような忙しさだった。


 まずは材料の確保だ。

 主力商品の『妖精の宝石ジャム』『森の恵みクッキー』『安らぎのハーブティー』に使う『森苺』や『森の恵み』、そして『安らぎの葉』は、現地調達しなきゃ意味がない。


 もちろん、似たような果物やナッツを通販で揃えることもできる。

 でも、それじゃあ「原価」がかかってしまう。森で採れば、メインの材料費はタダ。これぞ究極のコスト削減!


 それに、『森の恵み(この世界のクルミ)』という名前の木の実を使っているから『森の恵みクッキー』なわけで、通販のクルミを使ってしまったら、なんだかお客さんを騙しているような気分になるしね。

 まあ、『森の恵み』なんて一般名詞っぽいから問題ないとは思うけど、そこは私のこだわりというか、気分の問題。

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