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神様のミスで死んだので、神獣もふもふと異世界インターネットで快適スローライフ始めます ~最強生活チートと1000万ポイントでポチりまくり!~  作者: 幸せのオムライス
第二章 ヤマネコ商会、爆誕!:商人、はじめます

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105/119

第105話 ガラス瓶を大量仕入れ! 商業ギルドの登録証が最強すぎました

 私はすかさず【異世界インターネット接続】を起動し、地図アプリ(詳細版)を開く。

 衛星写真並みの正確なマップと、現在地を示すピン。

 これと紙の地図を照らし合わせれば、もはや迷うことなどあり得ない。


(よし、ルート確認完了! テクノロジーの勝利ね!)


 私たちはナビに従い、最短ルートで市場の裏手にある卸問屋街へと向かった。

 狙いは、ガラス製品を扱う問屋だ。


 夕暮れ時の問屋街は、店じまいの準備をする商人たちで慌ただしい。

 私は、ガラス問屋の親父さんに声をかける。


「すみません、このガラス瓶を100個ほどいただきたいんですけど」


「あん? 100個だぁ? 嬢ちゃん、お使いか? 一見さんにそんなに卸す在庫は……」


 親父さんが渋い顔をしたその瞬間、私は『商業ギルド登録証』を、まるで水戸黄門の印籠のように掲げた。


「『ヤマネコ商会』代表、ヤマネ・コトリです。新規取引をお願いできますか?」


「……! こりゃあ、本物の登録証……! しかも、今日の日付じゃねえか!」


 親父さんの目の色が変わる。

 商業ギルドの証は、この街での信用の証。子供だろうが何だろうが、これを持っている相手は「客」ではなく「取引先」になるのだ。


「へえ、若くして大したもんだ。……いいだろう。業者価格で勉強させてもらうよ」


 結果、一般価格よりも3割ほど安く、瓶を仕入れることに成功した。

 もちろん、全て四次元バッグに収納して、手ぶらで帰還だ。


(ふふふ……これぞ、大人の買い物!)


 ◇


 その夜。

 宿の客たちが寝静まり、メインストリートの喧騒も遠のいた頃。

 『木漏れ日の宿』の厨房は、私だけの秘密の工場ラボと化した。


 カランコロン、と。

 女将さんが「頑張ってね」と、夜食用のミルクとパンを差し入れてくれる。

 うん、この宿、本当に居心地が良すぎる。もはや第二の実家だ。


(……なんてね。この世界に、第一の実家なんてないんだけど!)


 私は、心の中で一人、小さくツッコミを入れる。


 そう。もう、元いたあの世界には、二度と帰れない。

 仕事から疲れて帰っていた、あの狭い賃貸マンションにも。

 たまに顔を出していた、実家にも。


 時々、ふと思い出す。

 お母さん、お父さん、それに数少ない友達も、突然の事故で、たくさん泣かせちゃっただろうな。もう、みんな元気になっているといいな。


 ほんの少しだけ、胸の奥が、きゅっと痛くなる。


 でも、私は、もう前に進むって決めたんだ。

 ここには、コロがいる。孤児院のみんながいる。そして、私を応援してくれる、新しい出会いがあった。


(……感傷に浸ってる暇はないわね!)


 私は、パン、と一つ、自分の頬を軽く叩いて気合を入れる。


「よーし。ヤマネコ商会、本格的に生産開始だ!」


 まずは材料の調達だ。

 容器は現地のものを使って「地元の品」っぽさを演出するけど、中身は妥協しない。

 味が全ての勝負だもの。ここは文明の利器をフル活用させてもらうことにしよう。


 私は【異世界インターネット接続】を開き、通販の製菓材料のページへ。


『最高級グラニュー糖(純度100%) 1kg 300P』×5

『北海道産 特選薄力粉 1kg 400P』×5

『発酵バター(無塩) 450g 800P』×5

『有機レモン果汁 100% 500ml 500P』×2


 ポチッとな。

 瞬時に届いた段ボールから、真っ白な砂糖と、きめ細やかな小麦粉を取り出す。


 宿の食事も、孤児院のみんなにお土産で買ったパンも、ちゃんと白くてふわふわだったから、小麦粉自体はこの世界にもあるはず。

 でも、食べてみて思ったけど、やっぱりちょっとざらつきがあるというか……この世界の文明レベルじゃ、日本の「特選薄力粉」みたいにきめ細やかにはならないと思うのよね。


 それに、砂糖。

 市場を歩き回った限りでは、果物や蜂蜜は売ってたけど、精製された白い砂糖は見かけなかった。……もしかしたら、薬屋さんとか貴族御用達のお店にはあるのかもしれないけど、少なくとも庶民が気軽に買えるものじゃなさそう。

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