気になって・・・
彩香ちゃんからと思われるメッセージのことが気になっていたせいで翌日の授業は身が入らなかった。
>ユウトのクラス
「おいユウト、どうした? 今日はいつも以上にボ~っとしてるようだけど?」
こう言いながら和樹が近づいてきた。
「あぁ和樹か・・」
「なんだよ、その言い方、せっかく心配してやってるっていうのによ!」
「あぁ、ゴメンゴメン、いやちょっと気になってることがあって集中できてなかったようだ」
「気になること?」
「うん、でも、まぁそれほど大事じゃないことだし、気にするな和樹」
僕は瞬時にホントのことは和樹に話してはマズいと悟って、適当に誤魔化すことにした、しかし・・・
「おいおい、その言い方は逆に気になるだろ~よ、なんだ? 正直に話してみ?」
(あぁ、誤魔化し失敗したか・・)
僕はさらに考えて・・
「今朝、駅で見かけた女子がなかなか可愛くってさ・・」
「高校生か?」
「制服だったからたぶん高校生だと思うけど・・」
「どこの制服だった?」
和樹は僕がボ~っとしてることに女子が関連してるとわかると身を乗り出して僕に聞いてきた、まぁこの内容は僕が作ったフィクションなんだけど、想像以上に内容が和樹に刺さってしまったようで、この和樹の反応で適当に終わることが出来なくなってしまい、もうちょっとディテールを加えてみた。
「あぁ、あれはG高校の制服だったっぽい」
「そうか~G高校かぁ~、あそこは偏差値70くらいの優秀進学校だからなぁ、そこの女子だったらメッチャカワイくって美人だろうな・・へへへ」
(なに想像してんだ和樹は・・)
そこで僕は思い出した、彩香が着ていた高校の制服もG高校のモノだった、
「あ・・彩香ちゃんもG高校だったっけ・・」
「ん? 彩香ちゃんって誰だ?」
「え? いや、店のオーナーの娘さんだよ」
「へぇ~、店のオーナーの娘がG高校の生徒ならかなりの秀才ちゃんなんだな」
「うん、そうみたいだ」
「しかも親が経営者ってことはお嬢様枠決定じゃんよ、オレその娘狙っちゃおうかな、エへへ・・」
「バカ言ってないで、次の授業の準備しろよ」
和樹のおバカに辟易しながら僕も次の授業の準備を始めた、そのとき僕にはある疑問が生まれていた、それは彩香ちゃんの通っている高校のレベルが高いことから推測すると、彩香ちゃんがただ僕の気を引くためだけにあのメッセージを置いたのではないと思われ、もっと別の大事なことを伝えようとしてるってこと、しかし、偏差値が高い彩香ちゃんの考えを凡人偏差値の僕に想像できるわけもなく、フェルーナに行ってからイズミちゃんや薫ちゃんに聞いてみることにした・・・
>フェルーナ
放課後、僕はフェルーナのバイトに入っていた・・・
「ユウト君、また制服で来てくれないかしら~?」
「え!? 制服で、な、なんでよ?」
「だってぇ~、制服姿のユウト君のほうが、わたし達のテンションも爆上がりするしぃ、いろいろ楽しい事できるじゃな~い、ウフフ」
「楽しい事じゃなくて、梨絵ちゃんが暴走しちゃうの間違えだよね?」
「あぁ、そうとも言うかしら、フフフ」
「それより、彩香ちゃんからのメッセージについてみんなは何だと解釈してるの?」
「あぁ、それについてはイズミのほうがわたしより何倍も力になってくれるはずよ」
「やっぱりイズミちゃんか・・」
「ゴメンねぇ、わたし役に立てなくって・・」
「いやいや、ありがとう、イズミチャンにちゃんと聞いてみるよ」
僕はイズミちゃんに彩香ちゃんのことをはっきり聞いてみる決心をしてイズミちゃんを探した、しかし当のイズミちゃんは店にいなかった・・・
「あれ? 今日イズミちゃん非番だったっけ?・・」
いつも読んで下さっている皆様、今話も読んで頂いてありがとうございます!
初めての皆様もお寄り頂き、ありがとうございます!
今日は一日ず~っと雨で、気温もあまり上がらず、さむ~い一日でした。
冬用の服とかお洗濯してしまったモノをまた出さなきゃいけなくなっちゃって「またお洗濯しなきゃならないじゃ~ん(>_<)」ってガックリな一日でした・・
では、次話も一生懸命お話を進めていきますので、どうぞよろしくお願いします!
まや&える




