隠してたこと 3
イズミちゃんの家で僕の大事な役割ってことを聞かされるってことだったんだけど、それがなぜか『地磁気の逆転現象』なんてスケールのデカ過ぎな話になってきて、どうリアクションしたらいいのか判らず脳がパニック寸前の僕だった・・・
「そ、そんなスケールのデカい話、急に言われても・・・」
「そうよね、でも、事実なのよね・・」
「事実?・・」
「えぇ、直近の『地磁気の逆転現象』は今から約70万年くらい前に起こってるの」
「70万年前で直近なんだ・・そのときはどうかなったの?」
「この時代まだ人間はこの世界にはいなかったわ、まだサルだった時代ね」
「サルか・・・」
僕はサルというワードをつぶやきながら、僕似のサルが頭を掻いてるギャグ漫画の一コマみたいな画ズラを想像していた・・・
「その大昔に起こった『地磁気の逆転現象』っていうことと僕がどう関係するっていうの? そもそも僕がそんな昔に関係するとは思えないし、その現象自体ホントにあったかどうかだって怪しくない?」
「まぁユウト君が疑うのも判るわ、でも、世界中のいたるところでその痕跡が発見されてるし、こうしてる今も少しづつだけど、地磁気は変化してるのよ、まぁわたし達には感じることはできないくらい微々たる変化だけど・・」
ここまで聞いても僕にはどうしてもそのことと僕がリンクしてるとは思えない、だいたいイズミちゃんはまだこの話の核心部分を僕に話してないように思えた、そこで・・・
「イズミちゃん、もうハッキリ教えてほしいな、僕がそのことの何に関係してるのかを」
「そうね、ごめんなさい、ハッキリ言います、次の地磁気の逆転現象が発生するタイミングに乗じて、この世界を乗っ取ろうとする『闇』と呼ばれる勢力からこの世界を守るためにユウト君が必要なの!」
「!!」
いきなりとんでもないことを聞かされて、僕の脳みそはさらに沸騰! ほぼほぼ理解不能なレベルまでいってしまった・・
「い、いや・・ そんなこと・・・そんなヘビー過ぎること言って、マジイズミちゃん中二病でしょ、ア、アハハ・・・」
「いえ、わたしは正常だし、真面目に言ってるわ」
「真面目に・・・」
「えぇ」
「で、でも、もし僕がそうだとしても、なんで僕なんだよっ!? 僕なんかより身体能力が高いヤツなんて腐るほどいるんじゃない? そっちに頼んだらどうッ?」
僕は振りかかってくる火の粉を振り払いように必至にイズミちゃんに反論した、しかし・・
「いえ、これはだれでもいい訳じゃないの、太古からのさだめによってこの世に生を受けたユウト君にしかできないことなの・・」
「太古からのさだめなんて聞いてないよッ!」
僕の精神は崩壊寸前のようにおかしくなっているような感じで、目の前にいるはずのイズミちゃんの姿すらはっきり捉えてない感じ、それになんでか判らないけど、目から大粒の涙があふれてるのが分った。
(な、なんで僕泣いてる?)
次の瞬間、なぜか僕はここから逃げだしたくなり、イズミちゃんの部屋から飛び出してしまっていた。
どこをどう走ったのか分らなかったけど、かなりの距離を走ってなぜかフェルーナ近くのコンビニに来てしまっていた。
「これからどうなるんだよ僕は・・・」
言いようのない不安と正体不明の恐怖に僕の心は押しつぶされそうな気分だった・・・
今話も読んで頂き、ありがとうございます。
皆様に読んで頂けることが、わたし(和泉まや)と菊宮えるちゃんの大きな力になってます!
本当にありがとうございます!!
え~と、今日はお友達に誘われてさくらを見に行きました。
天気予報ではちょっと曇りっぽかったんですけど、行った先ではちょうど雲が切れてお日様がさくらの木を照らしてくれて、綺麗なさくらのお花を見ることができました!
お日様、ありがと~~!!(#^.^#)
では、次話もふたりで頑張って書き進めて参りますので、どうぞよろしくお願いします!!!
える&まや




