第32話 学校内から見る夕立の風景って、なんとなく幻想的でこう、ワクワクするよね2
「ど、どうなのって聞かれても、事実ですよとしか……ね、ねぇ? 一道さん」
「伊代君……いえ、〝きーくん〟の言う通り」
「だよねぇ……ん? 今なんて?」
対面に座る清香からのプッレシャーから逃れるべく一道に振ったわけだが、聞き慣れないワードが飛び出てきて俺は思わず聞き返してしまった。
「きーくんの言う通り、そう言ったのだけど?」
「……えっと、きーくんってのは……俺のこと?」
「そうよ。秋水さんが親し気に『いーくん』と呼んでるのにムカッときたから、私も『きーくん』って呼んだだけよ。恥ずかしいこと言わせないで」
と、涼しそうな顔して仰った一道さん。なるほど、嫉妬してるところを清香に見せて疑いを晴らす作戦か……だとしたら演技力なさすぎじゃない? てか俺を見つめすぎじゃない?
「恥ずかしい、恥ずかしいわ、きーくん」
「え、あ、ごめん」
「許すわ、きーくん」
そう言って一道は清香に目を向けた。
「さて秋水さん、あなたが私ときーくんの関係に納得いっていなさそうだったのは気付いていたけれど、どうしてかしら? 理由を教えてくれない?」
「え、納得いってなかったの?」
そうは見えなかっただけに俺の口からポロッと言葉が漏れてしまった。
「「…………」」
二人からの返事はない。清香は黙ったまま俺を睨みつけ、一道はやれやれと頭を振っている。
ちょ、やめてそれ! コイツどうしようもねぇわみたいな反応やめて!
心中で嘆き悲しんでいる俺に構わず、二人は続ける。
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