表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

1/352

プロローグ ~とある世界の、とある時代~

――遥か昔。この世界に挑み、世界のすべてを征服しようとした種族がいた。


たった一種の種族のみで、全種族を相手に宣戦布告し、人々を戦火の渦に巻き込んでいった。


その種族は瞬く間に世界全体の3分の1を支配し、なおも勢力を伸ばそうとする。


その悪魔のごとき者達は、頭上に耳を持たず、手に水かきもなく、シッポすら持っていなかった。


神々より何の祝福も受けられなかった、か弱き種族。しかしその者達によって作り出された魔道具は巨大にして異様。その威力は絶大で山をも吹き飛ばすほどであった。


その種族の名は――人族。


人族は赤い目を持ち、背には黒き翼。暗闇に潜み、人々に恐怖と絶望だけを与えていった。


人族の侵攻を食い止めるべく大陸の6種族が力を合わせ同盟を組み、人族を押し返し始めたとき波乱が起きた。ドラゴンである。


ドラゴン族が人族に(くみ)したのだ。


戦場の空を駆け回り、炎を吐き、風を操り、雷を落とした。

ドラゴン族の参戦により均衡が崩れ、世界が滅亡に瀕したとき、一人の勇者が立ち上がった。


勇者は5人の仲間と共に、勇敢に人族に戦いを挑んだ。


聖剣と勇者の盾を携え、伝説のグリモワールを得て、ドラゴンを打ち破った。

仲間と共に困難な旅の末、最後には人族を滅ぼしたのである。


助け出された姫と勇者は婚姻を結び、新たな国を興し繁栄の礎を築いた。



                - 創成神書録 第14章世界大戦より-


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ