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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

押すなよ、押すなよ。

作者: は

続いたよ。



 一年ほど前の話です。

 王都から神殿関係者と騎士様が僕の住む田舎村にやってきました。

 神託により神の御子が降臨したと知った彼らが探し当てたのは、僕の幼馴染でもある十三歳の女の子。僕と彼女は結婚の約束を交わしたこともある間柄だったのですが、女の子は聖女として各地を廻り巡礼と救済の旅を続ける道を選びました。

 ほろ苦く甘酸っぱい、青春のいちぺえぢでありますね。


「公爵閣下、ウィリアム君に装着させた嘘発見器のツッコミ数値がバッケンレコードを次々と更新しております」


 嘘は言ってないんですよ、嘘は。

 合法なのです、はい閉廷。



◇◇◇




 収穫祭を間近に控えた秋のある日、山ふたつ向こうにある隣国から軍隊がやってきました。


「畏れ多くも創造神の御子である聖女様を(まつりごと)に利用しようとした破戒と堕落の徒、背教者の巣窟たるジョルジアマキシム王国に信仰と正義の戦いを挑む所存である」


 演説ぶちかますのは、キラキラ輝く金色の法衣と銀色の板金鎧を重ね着した神官様です。

 お供として後ろに控えているのは、女物の服を着た男の子達ですね。僕よりも随分と年下のようですが、女装が堂に入っています。

 何度も入ってるようです。

 神官様を見つめる顔が恋する乙女のソレです。僕の幼馴染が護衛騎士タブクリア卿を見つめていた時の表情そっくりだったのは多分きっと僕の勘違いということにしておきましょう。


 お隣の国は神殿が政治と軍事を掌握しているメ゠クオル統一共和国連合と言います。

 元はユ・チャズ王国という製陶と林業を主産業とした素朴な人々の暮らす小国だったのですが、救世主メ゠クオルという思想家が神殿の世俗派と結託して叛乱(クーデター)を実行。以後彼らは神権統治を続け周辺の王国や帝国から腫れ物扱いされている訳ですが、僕の国の教皇様は神権統治に興味津々らしくメ゠クオルとは非常に仲がよいそうです。文通仲間()が仕事の愚痴としてそんなことを手紙に書いていたのを覚えています。


「この村は聖女様生誕の地であり、戦火に巻き込むことを我々は望まぬ。故に村の外に陣を建てる。しかし諸君等には正義と信仰を護るべく決起した勇士達への喜捨として幾許かの食糧を提供していただきたい」


 具体的には五千人分の食糧を差し出せ、だそうです。

 僕達の村は人口百名そこそこなのですが。


「小僧、神意をもって正義を成さんと集結した義勇の士に対し最低限の礼節すら守れぬと申すか」


 沸点低そうです神官様。

 カルシウムが足りてなさそうですね。亜鉛も不足気味のようです。

 とはいえ侵攻してきた軍隊を空腹のまま解き放てば他の村落や町が酷い目に遭うことは必至、胃痛で倒れられた村長よりある程度の裁量を委ねられていますので食糧をかき集めてきましょう。


 大丈夫。

 大丈夫ですからね。

 え、他の村人達の顔色が悪いですか。どのような理由であれ武装した集団を見て怯えぬ者はいませんよ、僕達はただの田舎住まいの庶民なのですから。

 そうそう。

 調理は出来ませんが収穫祭用の大きな鍋を供出します。これで汁物を作れば五千名くらいは一度に賄えるという代物で──ええ、薪代の節約にもなりますし。


「なんと巨大な鍋だ。諸君等はこの鍋で収穫の喜びを分かち合っていたのか」


 そーですね。

 近隣の村や町からも人を招いての祭りで、割と有名です。山の恵み、里の恵み、森の恵み、畑の恵み。それらに感謝しつつ一年を頑張ってきたことへのささやかな御褒美みたいなものでしょうか。

 国境を含めて周辺の村々でも似たようなお祭りをしていると聞いています。


「うむ。吾輩は長らく共和国の首都にて勤めを果たしていた故に近辺の習慣に疎い部分があるのだが、田舎には田舎の文化があるのだな」


 ほほう。

 神官様は共和国の首都出身であられましたか。

 かの地では今の時期に鱈の干物を炊いた料理を召し上がるそうですね。非常に美味と聞いております。この村でも鱈の丸干しは冬場の貴重な保存食の一つ、蓄えがそれなりにあるので用意しました。


「むむ、有り難い。共和国は海よりいささか離れた土地でな、淡水の魚を主に食すのだが干した鱈や塩漬けにした鰤や鮭なども御馳走として食う文化があるのだよ。これほど多くの干鱈ならば五千を越える義勇の士も満足できるであろう」


 いえいえ。

 鱈の丸干しだけでは足りないでしょう。

 ネギに大根、人参、牛蒡。汁物にすれば満遍なく兵隊さんに行き渡るでしょうから牛肉、豚肉、鶏肉もあります。調味料も特産品の味噌と醤油を樽でどうぞ。

 はい、収穫祭のために用意していたものですが、お気になさらず。軍隊に村を荒らされることに比べれば許容できる支出であると、倒れた村長も納得されていると思います。多分。


「善哉、善哉。我等とて信仰の正義を訴えるために兵を挙げただけなのだ、王国が不遜にも隠し持つ聖剣クリスタルゲイザーを取り戻すことが出来れば一滴の血を流すこともなく共和国連合に帰還すると知れ」


 神の教えは分かりませんが、怪我人が少なく済むのであれば僕らも冬の蓄えを放出した甲斐があります。

 あ、そうそう。

 大事なものを忘れておりました。

 主食となるものが必要ですよね、大鍋で具材と一緒に煮ていただけるように皮を剥いておるので安心してください。

 はい。

 里芋(・・)です。ざっと五千人分はありますので存分に召し上がってくださいね。


 大量の食材を手に入れた神官様はホクホク顔で帰って行きました。


「なあ、ウィリー」


 なんでしょうか次期村長のペリエール君。

 胃痛で倒れた村長の代役お見事でしたが、村人Aにすぎない僕を担ぎ上げて交渉に当たらせるとか君は正気かい。訴えるよ、そして勝つからね?


「かき集めた芋煮の材料って五人分だよな。どうして五千人分に増えてるんだ?」


 母直伝宴会芸のちょっとした応用です。


 ほら、ポケットをたたくとビスケットが二つに増えるじゃないですか。

 アレですよ、アレ。




◇◇◇




 数日後。

 完全武装で駆け付けた王国軍が見たものは、仲間割れしたのか激しい同士討ちで壊滅したメ゠クオル統一共和国連合の軍隊だったそうです。

 辺りには牛肉・豚肉・鶏肉・鱈の丸干し、そして味噌と醤油の樽が散乱していたそうで。


「ウィリアム君そこに正座」


 解せぬ。

 後始末のために王国軍に同行していた文通仲間の一人、宰相メロウ・イエーガーさんじゅうろくさいが激おこです。


 王国きっての切れ者と称された前宰相の御息女であり、世が世ならば国母として陛下の隣に立っていたとしても不思議ではない方です。前宰相が病で倒れられたこと、そしてメロウさんが統治に携わる者として比類なき才を持っていた事が彼女に現在の生き方を選ばせることになってしまったそうです。


「私、連絡しましたよね。メ共連に不穏な動きがあって国境が物騒なことになっているから、万が一の時は村を離れて避難しなさいと。村人全員受け容れる体制整っていると伝えましたよね」


 勿論ですともメロウさんじゅうろくさい。

 出会った頃に比べると十歳くらい若返ってスカートの丈が5センチくらい短くなっているメロウさんじゅうろくさい。

 そして僕も返信を送ったはずです。

 この村は僕の故郷です。

 父と母が旅の果てにここに店を構え、僕が生まれた場所なのです。聖女も神の御子も関係ありません。この村が大好きなのですよ。


「……そうね。生まれ故郷だものね。簡単に棄てられるものじゃないわよね」


 聖剣ひとつ欲しくて軍隊を差し向けたと聞いて、僕はものすごく不機嫌ですけどね。

 なんですか聖剣て。

 なんで剣なんですか。

 ドラゴンだのゴーレムだの跋扈する世の中で、だんびら一つで神の威光を示せるとでも思ったんですか。聖なるアトミックバズーカくらい用意しましょうよ。


「うーん。あのね、聖剣クリスタルゲイザーって名付けられているけど、実は剣かどうかも分かっていないのよ」


 うん?

 実物はあるんですよね?


「ええ。女神が降り立ったとされる聖なる台座。そこに深く突き立てられている棒、剣の柄と言うよりも槍の柄に近しい真円の金属柱。突き立てた台座からは傷を癒す聖水が止めども無く湧いて数多の怪我人を癒したと記録にあるわ」


 王国としては宗教的価値のある遺物ではあるけれど、それを狙って戦争ふっかける○チガイを相手にできるほど価値を見いだしているわけではないようです。神託で御子を探したのも、それを旗印に掲げて周辺国に自国の優位性を示すとかそういう理由ではありませんでしたし。


 神を敬うけれど妄信はせず。


 経典にも記されている、僕たちの国の基本姿勢です。

 天命に委ねる前に人事を尽くす。思考と研鑽を放棄しただ神の言葉とされるもののみを唯一の正解として生き延びれるほど、この世界は優しくありません。創世の神様が己の伴侶を見つけ結ばれるまで辿った苦難の道筋は、たとえ神といえど全能ではなく、時に過ちを犯すことさえあるのです。


 残念ながらメ共連の皆さんは神様を絶対視するあまり、現実とのすりあわせに失敗気味と言いますか。

 聖女がそんなに羨ましかったんでしょうかね?

 カノジョ、神様とのアンテナ感度は抜群だけど経典読むと秒速で熟睡できちゃう体質なんですよ。最初の面談で教皇が色々悪だくみを諦めたくらいですから、メ共連がうらやむ理由なんて何処にもないでしょうにねえ。


「湧水は既に枯れ、台座に突き立てられた金属棒の素材は何らかの軽合金と思われるわ。教会は文化的な価値を認めているけど聖遺物には指定せず、王国としては聖剣クリスタルゲイザーをメ共連に貸し出しても問題ないと判断したわ。教会もそれで先方が満足してくれるならばと認めてくれて、捕虜交換の取引材料をかねて運んできたのだけど」


 無駄になっちゃったわねとメロウさんじゅうろくさい。


 ポーズがあざと可愛いです。

 王宮では決して見せないポニーテールが揺れているのもポイント高いですメロウさんじゅうろくさい。

 長年の深酒で灼けていたハスキーボイスも、いつの間にか蜂蜜漬けのような甘い艶があって非常にあざといやらしいです。


 見てください村の青年団もスタンディングオベーションおーいえー、いえー、とばかりに体育座りではありませんか。彼女の何処に腹黒宰相としての要素があるのでしょう。


「ウィリアム君。たとえ生まれ故郷のためでも命がけで悪戯したら駄目ですよ? お、お、お、おねえさんとの約束ですからね」


 BBA結婚してくれ。

 いや違わない。どれほど優秀かつ仕事人間だからといって、これほど可愛いひとを貴族の皆さんは放置していたのか。ご覧ください村の青年団を。もはや宰相さんじゅうろくさいの実年齢なんて些細な問題を気にする若者など一人もいないようです。


「けけけけけけけけっけ、けっこ、けっけけこけこここん」


 落ち着いてください宰相さんじゅうろくさい。

 最近イケメン貴公子たちが熱い視線を送ってるじゃないですか。先王陛下の御落胤だった魔法学園教師とか、故ユ・チャズ王国の王家の血を引くオラオラ系辺境伯とか、昔馴染みだと主張される始祖エルフ族の外交官とか、わざわざ田舎村(くんだ)りまで足を運んで挨拶がてら宣戦布告されるんですよ。

 ああ、もちろん豆腐とかお買い上げくださるし現在は熱心なリピーターですけど。


 腹黒宰相という風評、あの方たちがライバルを減らすために流していた噂じゃないですか?


「え、その……待ってウィリアム君。そう言われると、今までただの勘違いとか誤報と聞き流していた幾つかの発言や書簡に心当たりが無きにしも非ずのような」


 お任せくださいメロウ・イエーガー宰相閣下さんじゅうろくさい。

 文通フレンズの名にかけて最高の結婚相手を審査します。といっても候補は選り取り見取りで、多夫一妻形式でも許されるんじゃないんですかね?


「……ばかっ」


 拳骨を落とされてしまいました。なんだか納得いきませぬ。




◇◇◇



 

 さて。

 今回の戦争の発端になりかけたという聖剣クリスタルゲイザーですが、王国軍の御厚意で村人である僕たちにも鑑賞する機会が設けられました。


「凄い。大きな岩の台座に金属の棒が深く刺さっているんだね」

「なんとも神々しい。そして泉は尽きたというが今でも少しずつ清水が湧いているようだね」

「剣ならば人ではなく巨人の武器なのだろうか」

「案外槍の穂先かもしれないね」


 先年の聖女騒ぎがあって、村のみんなも行儀良く聖剣と台座を見物しています。宰相様の御厚意で聖剣を抜くことに挑戦する男の子達もいますが、抜けたところで御褒美がもらえる訳でもありませんしね、


 そんな感じで村人も一通り見物し終えたので、僕の番です。

 保護者というか監視として宰相さんじゅうろくさいが同行していますが、場所や時代によっては国宝扱いなのですから当然の措置です。


 うん。

 帰りたい。


『さあさあ、其処の少年。妾()ヌきたまえ』


 台座が喋りました。

 他の人には石というか岩の台座に見えるようなのですが、僕の前にあるのはカエルみたいな姿勢で逆立ちした女性です。背中側から見ているので詳しいことは分かりませんが、おそらくは全裸でしょう。


 それと聖剣ですが。

 ……

 ……

 ロング缶でした。


『妾の真の姿を見抜く少年よ。そなたには妾で()き、聖剣をモノにする資格がある。さあ! ズニュっと! 草むらを払い波を開き、突起を乗り越え、穴の位置をところどころ間違えつつも丁寧かつ情熱的に回転と振動を巧みに与えつつ! 枯れ果てた神秘の泉に歓喜の飛沫(スプラッシュ)を!』


 尻を振りながら台座(・・)が迫ります。

 髪の色や背丈から母とは別人というのが救いです。宰相さんじゅうろくさいは岩の台座がひとりでに動き出しているので「これは! 聖剣はウィリアム君を主として認めているというの!?」などと興奮しながら叫んでおりますが。

 うん。

 見えていないのが羨ましい。

 魅惑のヒップラインとか孤独なシルエット越しに揺れているぱいぱいしい豊穣の象徴など並の男子ならば辛抱たまらん状況なのでしょうけど。


 ロング缶。

 ロング缶が半分近く埋まっているのです。


『ふははははは。さあ、島と大地の豊穣(みのり)を宿せし聖剣を手に、妾という美人で優秀で知的極まりないおねいさんと一生の思い出に残るようなロストチェリーを!』


 えぐるように正拳突き。


「ああああっ、ウィリアム君が岩に刺さった聖剣に拳を突き立てた途端、台座からおびただしい量の聖水が!」


 突くべし、

 突くべし、

 突くべし。

 太鼓を叩くように、左右の振り子運動を意識しながら息つく暇すら惜しんで。

 左の頬を打たれたならば、右の拳で輝き叫べ。

 台座に女性なんていません。電極挿したカエルみたいに痙攣もしていません、モザイクかかった表情で喘いでもいません!

 だから!


「す、凄い。ウィリアム君に呼応するかのように聖剣と台座が輝いている!」


 昇天、せいやあ!


『はにまるーっ!』


 トンチキな叫びと共にロング缶は台座の奥深くまで到達し。

 この村に新たな名物が誕生したのです。




◇◇◇




 聖剣クリスタルゲイザーの消滅は神殿関係者に大小様々な衝撃を与えたようです。


 聖剣と台座があった場所に湧いた泉は伝承にあるような回復作用こそないものの、きわめて清らかな水質であり、周辺の水脈とは独立した水源を有しているそうです。飲んでよし浴びてよし洗ってヨシの三拍子そろった湧き水ですが、神殿で管理していた遺物由来なので村の共有物というよりは人類の共有資産として広く開放されるようです。


「ウィリー。父さん、目がおかしくなったのかな。泉の真ん中にすっぽんぽんの女性の下半身が、逆さまに」


 おおっと近づいてはいけませんよダディ。

 母さんの職場仲間らしいですが婚活手段に余計なアレンジ加えてああ(・・)なったようですから。


「……そうなのか」


 そうですとも。

 不肖このウィリアム、礼儀のなっていない隣国を引っ掻き回すことはあっても、仲睦まじい両親の不和を招くような真似には手を出しません。


『最後の一撃、手首まで』


 失礼、ダディ。

 そこのペットボトルを拝借します。





【登場人物紹介】


メロウ・イェーガーさんじゅうろくさい。

王国の腹黒宰相という異名を持つ敏腕女性政治家。父親が病に倒れなければ王妃として国を支えたと誰もが彼女の美貌と才能を惜しんだ。文通仲間とオフ会で一目惚れしてしまい権力を駆使して色々頑張ったところ、隠し攻略キャラ(イケメン)共を大量発掘してしまった。


アンバーサ神聖騎士

メ=クオル統一共和国連合の神聖騎士団で団長格の地位にある神官にして騎士。神の教えに帰依しているので結婚はしていないが、血よりも濃い絆で結ばれた女装美少年達と苦楽を共にしている。里芋は棒鱈の干物と一緒に炊くのが最高に美味いと信じて疑わない。獣肉と煮たり味噌で味付けする野蛮人とは肉体言語も辞さない。その結果、ほぼ全ての配下と殴り合いの喧嘩を始めて部隊は瓦解した。


ペリエール君

ウィリアムに振り回されて胃に穴が開いた村長の代わりに色々苦労している次期村長。結果として新名所が誕生したが、ウィリアムが恋愛クソ雑魚ナメクジでも見ているような視線を泉に向けているのを知っている。


ダディ

ウィリアム君の父親。元は地球の日本でサラリーマンをやっていたが実家は江戸時代から続く豆腐屋で本人も凄まじい腕前の豆腐職人だった。ウィリアム母がコーヒー(ショート)を用いた捨て身の婚活に感化され異世界転移。実は六千人くらい子供がいる。


聖剣クリスタルゲイザー

神々の体液により祝福され不壊特性を得たジョージア○ックス(ロング)である。どこに刺さっていたのかというとm【禁則事項】


台座

この世界を創造した女神の同僚であり本来なら大地と海原を管理し豊穣を司る女神として降臨する予定だった。

創造神の婚活に即発され「ショート缶でアレなのだからロング缶ならさらにステキな旦那様を捕まえられるのでは」という推測を実行。抜けなくなったまま隠蔽魔法で台座に化けた。

体液には高い治癒能力があるが、ただ突っ込むだけでは刺激が足りず聖なる泉は枯れ果ててしまった。紆余曲折を経てウィリアムと出会い、抜くどころかマリアナバンカーを食らった結果大地と同一化。ここに聖なる泉が蘇りすさまじき雷光の戦士は誕生しなかった。



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[良い点] オチが下品でステキw [気になる点] >宰相メロウ・イエーガーさんじゅうろくさい ウィリアムくんはわかっているのかな?私気になります [一言] ウィリアムくんの今後の女性関係はどうなるんだ…
[一言] 世の中には内容は下品であっても瀟洒な文面というのが存在する。 うん酷いけど読後感が良いから、良いとしか言えない。
[良い点] これは、ひどい(褒) 一見さんでも楽しめる作品 [気になる点] シリーズモノなのに 作者様マイページへの窓口狭く 作品間の題名共通点もないので、前作を追跡していくのが、おっくう [一言]…
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