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おかーさーん」

「火、って言ってもな・・・。」Naomiは気づく。


灰に埋もれた石炭を、掘り出せば燃える。

燃えたままの状態で、どうやって火室に入れるか?



「リサ、どう思う?」と、近くにいたので聞いてみる。



少し考え、彼女は「灰に埋もれたまま、機関室に持って行って。

投炭スコップでそのまま、石炭と一緒に火格子に投げたら?」




そうすれば、投げる間に灰が落ちて

エアーで吹いていれば、酸素が得られるから

燃えるのでは?と言う考え。



Naomiは「うん、頭いいな、リサ」


リサは、ちょっと恥ずかしげに「上手く行くとは限らないよ。」



少し暗い、工場の入り口に2台の機関車。

2号機は、今、火を入れようとしている。

1号機は、それより前に使われていて、ずっと使われていない。


その他に、さっきのディーゼル機関車。





めぐが来て「なに?どうするの?」



リサは「うん、あの石油缶の中の炭を持って来て、機関車に入れようかと」




れーみぃも来て「いよいよだね」



Naomiは、石油缶を見に行って「でも、これ・・・どうやって持ち上げる?」



結構重い。それに、埋み火とは言え、燃えているのだから缶が熱い。


「手じゃ持てないな、これ。ヤットコか何かで・・・。」


と、見回してみたものの・・・それらしきモノはない。




リサは「持ち上がったとしても、機関車のそばまで運ぶのがまた難儀だ」



めぐは、天井を見上げ「あ、あれは?」


レールに吊られたチェーン・ブロック。





リサは「なーるほど。あれでいいか・・・と、しても、缶を吊らないとな」




れーみぃは「松沢さんはどうやってたんだろね」



めぐは「ナゾね。」





リサは「もしかすると、ほとんど機関車で火を起こしてたのかな。」



国鉄だと、蒸気機関車はずっと、火を焚いたままだと聞いた事がある。

この機関車も、そうしていたのだろうか?





Naomiは「燃え殻のまま、夜、帰って。

朝、来てからその上で火を起こして・・・前日に使ってれば、蒸気圧は

そんなに下がってないから・・・・乗れる、かも。」





モノをみながら工夫するのは楽しいものだ。


机でお勉強するより、ずっと。






れーみぃは「石油缶に穴、開いてないものね。吊り金具もついてないし。」




リサは、陽射しの傾き加減から「どっちにしても、明日だね。今から火を起こしても

夜になっちゃう」



Naomiは「そうだな。とりあえず、エア・ホースが届くのは解ったから。」



一歩、前進。そんな感じ。




「じゃ、きょうは遊ぼうか」と、れーみぃ。


「いつも遊んでるじゃない」と、Naomi。



れーみぃは「あ、ひっどー。あたしだって・・・。」



めぐは「遊んでるよね」と、にこにこ。



「えーん、お友達のめぐまで・・。」と、泣きまねれーみぃ。




「涙出てないぞ」と、リサ。




「おかーさーん」と、れーみぃ。



「それも古いなぁ」と、Naomi。





楽しく、仕事は進む(?)


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