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親離れ、子離れ
でも、そういいながらリサは思う。
「このまま、鉄道の仕事に入ってしまっていいのかなぁ」
なんとなく、おじいちゃんが国鉄だったし
おじさんもそう。
お父さんが国鉄に行かなかったから
代わり、みたいに自分が行く事になって。
まあ、母の干渉を逃れるには(笑)丁度良かった気持もある。
中学くらいになってから、割と、ドラマの母親みたいに
いろいろ詮索するようになってきて。
殆どが邪推なので、うんざりした。
「見ていないところをどうして想像して、それで苛立つのだろう」
と、リサの行き先で何が起こったのか、と
詮索ばかりする母にうんざりした。
「まあ、親離れにはいいのかな」と、リサは思う。




