雨上がり
「それじゃ、雨上がりだから
外の仕事は少し待ってから、工場の
周りとか」と、リサは言う。
Naomiは「機関車、動くかな」
めぐは「まだ、走らなくなって少しだから
動きそうに見えるね」
ロッド類には丁寧にグリースが塗られて
錆びないようにしてある。
それをまず、剥がして
油を注して。
油をあちこちに、一杯にしてあげて。
パイプ類の中、できれば
見てみたい。
と、リサは思う。
「とりあえず、機関車の点検からしようか」
と。
機関車車庫にある、2号機へ。
薄暗いのでよくはわからないけど、綺麗に保存されているように見える。
れーみぃは「1号も再生出来るといいね。」
Naomiは「夏休み中にできればね」
めぐは「そう、わたしたちって夏休みだけだもんね。それで出来なければどうなるの?」
リサは「どうって事ないけど、失敗って事ね。後は、まだ決まってないけど
冬は無理だし、来年の
夏休みになるのかなー」
Naomiは「来年ってさぁ、3年じゃん。そんなの出来ないよ、きっと。受験生だし」
めぐは「え?国鉄じゃないの?」
れーみぃは「無試験じゃないし、大学行く人もいるでしょ」
ああ、そうか、なんて
学生だって忘れてて。
「宿題もあるんだよね」と、リサ。
思い出せないでよ、と(笑)
機関車の前に登る、と言っても
小さいから
そんなに辛い事もない。
でも、煙室の前扉を開こうとしても
結構固く閉まっているので
それ専用の、テコふうの工具を使って
回す。
「よいしょ」と、開いてみれば
煤が溜まっているって事もない。
「真っ黒くろすけでておいでー♪」と、めぐ。
「いっぱいいるじゃん」と、リサ。
松沢さんがお掃除してくれたんだね、と
れーみぃ。
「もう少しねぇ、再生の話が早ければさ」と
Naomi。
煙管に、長い針金のような
ものを入れて様子を見ている。
「詰まってなさそうね」
れーみぃは「どうなってるの?」
リサは「うん、ここをね、煙が通って
お水がね、温まり易いのね。
湯沸かし機と同じね」
れーみぃは「湯沸かしなんて見たことないし、中。」
めぐは「そう?横についてるでしょ、のぞき窓」
れーみぃは「その視線が、わたしを濡らせて。
もう、べちょべちょ。ああ」
リサ「わはは。のぞき部屋かい。良くでるなぁ。瞬間に」
れーみぃは「で、出るーと、彼は汗だくに」
Naomiは「やめろよそれは」
れーみぃは「貴ノ花の勝ちー」
Naomiは「おのれ!これでも食らえ!」と
煤を一掴み。
投げる(笑)。。




