すずむし
「涼しいといいね」れーみぃは
おふとんを敷いて。
「ま、断熱材が多いからね、女の子は」と、リサ。
「断熱材って?」れーみぃ。
「ほれ、その、ふくよかな」と、Naomi
れーみぃは「いやーん、そんなぁ」と。
Naomiはわからない顔で「腹の肉だよ」
れーみぃは「そういったNaomiは、わたしのふくよかな胸に触れようとして。
わたし、感じちゃったんです。」
Naomiは「なんだそれ、うのこーいちろーか」
リサ「詳しいなぁ」(笑)
Naomiは、赤くなり「い、いや、知識として」
めぐは「なにそれ?」
リサは「まあ、女の子は知らない方がいいな。
変態の世界なんて」
れーみぃは「いやーん。れいみ、変態じゃないもーん」と、かわいいふり(笑)。
リサは「ああ、ほんとの名前はれいみってのか」
Naomi「初めて聞いた」
めぐ「麗美でしょ」
リサは笑い転げて「わははは!似合わねー!」
Naomiも「ああ、麗しき美しい。ギャグだな。これ」と、笑う。
れーみぃは「自分で付けたんじゃないもん」と、口をとんがらかす。
リサは「ま、そりゃそうだな」
めぐは「変えればいいのに」
れーみぃは「まあ、別に私はなんでもいいし」
Naomiは「そりゃそうだね。解ればいいし。」
めぐは「そろそろ寝よう。でも、本当に
北っていいね、窓開けても虫もこないし」
れーみぃは「蚊取り線香
とかいらないね」
リサは「そうそう、すずむしとか飼ってると
かわいそうだから、蚊取り線香焚かないで。
自分が蚊に食われたり」
Naomi「男の子っぽいね。その話」
リサは、当たり前な顔で「弟いるし」
めぐは「うん、でもさ、弟の方が女の子みたいで」
れーみぃは「かわいい、って。抱きしめたくなるの」
Naomi「なんか、また危ない方向へ行きそうだから寝よう」
リサ「わはは。まあ、そうだな。」
めぐ「でもさ、虫飼ってたのリサでしょ」
リサ「そうそう、すずむし位はね。でも、カブトムシとかは飼わないなー。あれ、ゴキブリみたいだもん」
めぐ「怖い単語を言わないでよ。夢見そう」
リサは「でもま、あんまり変わらないのにな。かたや嫌われ者、かたやデパートで500円」
れーみぃは「世の中そんなものね
私だって、何故かこういう運命で」
Naomiは笑って「お前のは趣味だろ、自虐ギャグ」
れーみぃは「れいみです、れいみです、おいの人生はこんなはずじゃなかとです」
リサは「それは割と最近だなー」
めぐ「なんか、フランスの音楽掛けて」
Naomi「そうそう。ま、ほんとに寝ようぜ、明日もあるし」
賑々しく、夜は更ける。
(笑)。
翌日は、雨。
リサは「参ったなー。」
めぐは「まあ、こう言う事もあるね、当然」
Naomi「何しよう?」
れーみぃは「何ったって、ねぇ」
「おばあちゃん、なにしてるんだろ」と、めぐは
気がついて。
まだ早いから、と、
おばあちゃんのお部屋の方へ、そっと、行くと
なんか、静かなので、まだ寝てるのかなと
思ってた。
戻って来て。
「寝てるみたい」と、めぐはにこにこ。
そう思ってお庭を見ると、おばあちゃんのバンはあるけど
軽トラックが無かった。
「どっか行ったのかな」と、リサは気づく。
「じさまと、畑いったべ」と、めぐ。
「そうそう、上手い上手い」と、れーみぃ。
「畑ったって、雨だよ。大して降ってないけど」と、リサ。
「まあ、自然は待ってくれないし」と、Naomiは
郵便配達のアルバイトをした経験から。
雨でも、行かなければ行けない事もある。
まあ、さすがに雪はないけど(笑)。
バイクが走れないし。
雪国の郵便は、どうしてるんだろうか
知らないけど。
「アタシたちも、雨合羽くらい持ってくれば良かったね」と、リサ。
「機関車は特にそうかも」と、Naomi。
雨の日は運休でもいいって訳にもいかないし。
傘さして点検なんてできない。
そんな、単純な事も気がつかなかった。
普段、雨降っても
困らない生活。
バスで学校行くと、屋根がついてて。
傘も要らない。
せいぜい、バス停から、くらい。
それも寮だと、バスが玄関まで来てくれる。
そういうのに慣れていたので。




