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駅へ

「それはそうと、駅に行っておいた方がいいね」りさは、思い出すように。



「ああ、局長さんがね」Naomi。




「なんだろう?」めぐ。


れーみぃ「なんかくれるのかな」





リサは、のんびり「さーねぇ。食べ物はなさそうだけど。お宿の事とか」




「さっき、乗せてって貰えば良かったね」めぐ。




そうだった。(笑)。



蝉が、高く鳴いている。


かなかなかな。




「いい声」めぐは見上げた。




「涼しいもんね。北だなー。やっぱり」れーみぃはポプラの方を見て。




「のんびりだね」リサ。



「うん」Naomi。




「夏休み中に出来るかね」めぐ。



「そのうちなんとかなるだろう」れーみぃ




「お、出たな。懐かしギャグ」Naomi。



「知ってるあんたはなんなんだ」と、リサ。



「それはいいっこなし」Naomi。



「まあ、気楽に行かないと。まず目前を見よ。それから先を見よ」めぐ




「そうそう」リサ。




「トロッコに乗って行こうか」れーみぃ。




「歩くの面倒なのか」リサ。




めぐは「まあ、それもあるだろうけど。引き込み線800mだから。」



「そのくらい歩けよ」リサ。





「まあ、それもそうか」と、れーみぃは物分かりがいい。



トロッコを押し、さっきみたいに

めぐと二人、乗って。

Naomiとリサが降りて「よっこいしょ」




「オッサンっぽーい」れーみぃは笑う。



「自分で押せ!」と、Naomi。




「ゴメン」と、めぐ。



「めぐが謝らないでいいよ」と、リサ。




「だって怖いもん。轢かれそうで」と、れーみぃ。



「挽き肉だな」と、リサ。

わはは、と笑いながらトロッコを押す。




「そーれ」と、

勢いつけて。飛び乗るつもりが

足が、線路脇の草に滑って。

転ぶ。



「危ない!」Naomiがレールブレーキを掛けた。

リサは線路を避けて犬走りに転がった。


勢いのついていたトロッコの車輪に


リサの作業帽子が挟まれて。


そのまま通過。停止した。

帽子には黒い跡がハッキリ。



少し、破れ掛けた。




「リサ!」 「大丈夫!」



トロッコを降りためぐと、れーみぃ。


リサは「ああ平気。ああー帽子」



と、、青い作業帽子のつばが折れてしまって

真っ二つ。




「凄いね。こんな軽いのに」と、めぐ。




「うん。おじさんも言ってたけど

レールの近くに来るなって」


リサのおじさんは車掌だから、操車場で

事故も見ているのだろう。

鉄道は危ないのだ。


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