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枕木チェック

「おーい」と、遠くの

岸壁で声。


見ると、国鉄と書かれた、今度は青色の

トラックが岸壁に止まっていた。



「ああ、保線の」と、めぐは

KKRで会った保線のおじさんに気づく。




他、作業着の人。



「こんにちはー」と、トロッコのハンドルをゆっくり。



リサ、



「現場の帰りだけどね。手間かかってるね」と



おじさんは、線路をちょっと見て




「国鉄基準じゃダメだけど、軽便だったら

こんなもんじゃない?枕木腐ってなければ

使えると思う」と、線路の間を

踏み締めながら、歩いて見て



「全部、見た方がいいね。直す所に

印しといて」と。



「ほんじゃ、戻るから」と、

トラックで、颯爽と帰って行った。






「ああやって見るのね」と、Naomi。



「歩いて全線見るんだもんね、国鉄全部」




「まあ、幹線はカメラ付きの検測車かな」




れーみぃは「あ、黄色いのでしょ」




「そうそう。ディーゼルのね」と、リサ。



「そういうのでやれないかなー。」とれーみぃ。


「無理。610mmだもん。」と、Naomi。



「ま、諦めてやりますか。」と

トロッコを押しながら、枕木と犬釘を、一本ずつ。



「あ、こんなとこにたんぽぽ」と、めぐ。

レールの間に。


「ひかれちゃったらかわいそう」と、れーみぃ。


「お、オトメチックだねぇ。れーみぃ。」と、Naomi。



「あたしはオトメなのー。」と、れーみぃ。


「変態のな」と、リサ。



れーみぃは「変態じゃなーいもん。」


めぐは「スケベなだけね。」




わはは、とみんなで笑って。



「たんぽぽ。大丈夫かな?」とめぐ。



「ああ、レールの間って。」と、リサ。


「よく、電車のホームに落ちた人が、あそこで助かるとか。」と、れーみぃ。



「まあ、610じゃ無理だよね。」と、Naomi。


いかにも狭い。



回りは田んぼだから、そろそろ稲が実る頃。

風に、ゆらゆら。


爽やかな風に乗って、なんとなく花の香り。


「実るほどー、額を垂れる、稲穂かなー。」と、めぐ。


「文学だねぇ。」と、リサ。


「重いの?」と、れーみぃ。


みんな、それぞれレールの犬釘を叩いたり、枕木を見たり。


伸びすぎた回りの草を、汽車にあたらないくらいに倒したり。


「いやいや、勉強するとね、先人の偉業がわかるから

知らずに謙虚になるって事。」とNaomi。


「うーん。そうなのか。そうかもね。あたしさー。社長さんと

松沢さんのお話聞いて、それだけでそう思った。」と、れーみぃ。



「珍しくまとも。」と、リサ。



「いつもはまともじゃないのかー。」と、れーみぃ。


「いつもはねぇ。だって。」とNaomi。


めぐは、くすくす。




「あ、かえるちゃん。」と、めぐ。

田んぼの畦に緑色の、ちいさなかえる。」


「解剖しよっか。」と、れーみぃ。


「怖いなぁ、ホラーか、今度。スプラッタかな。」と、リサ。



「どっちにしても危ない系だな、ははは。」と、Naomi。



「なんか、たまってんじゃないの?」と、リサ。



「男じゃあるまいし。」と、れーみぃ。



リサ「いや、フラストレーションの事さ、なんだよそれ。

男って。」



Naomiは「はははは。あれか」


めぐは「?」



れーみぃ「たんたんたぬきのー。」



リサ「それ以上、あ、まあいいか。恥ずかしいけど

誰もいないし。思い切り歌え!。」



「と、言われるとやる気無くす。」と、れーみぃ。


「ひねくれお嬢」と、Naomiは笑う。


わははは、と、みんなで笑うけど



枕木チェックは、あんまり進まない(笑)




「でも、そんなに痛んで無さそうね。」とリサ。



Naomi「痛んでたにしても、枕木なんて予備あるのかな。あそこに。」



「探してみるしかなさそうね。」と、めぐ。



「幅は違うね、国鉄用と。」

れーみぃ。


「細いかなぁ。やっぱ。」と、めぐ。




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