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朝日のように爽やかに

「ま、機関車もこの間まで走っていたのなら

そんなに心配はないだろね」とNaomi。



「とりあえず、ご飯食べて出かけようか」と、リサ。


「うん」


「そだね」




「あーい」




と、それぞれに。

サンダルをはいて、2階の食堂。




朝はシンプルだけど、バイキングじゃなくて


メニュー選んで、お盆で取るタイプ。


和洋中伊露、色々。




「どれにしよっか」




「迷うなー、あれこれ」



「あたしはパンにしよ」



「わたしはパスタかな」




色々だ。


そうして楽しんでると、昨日の

ニコニコ局長さんが、まだ浴衣着て。



「やあ、おはよう。学生さん。ご機嫌如何かな」




隣に、指令さん。




「他の皆さんはどちらに?」と、リサが言うと



指令は「乗務や、勤務だな」




「ハードですねぇ」と、Naomi。




「うん、まあ、休み取ればいいんだがな。

彼らは現役だから、仕事が気になるんだろう。やりかけの仕事もあるだろう」と、局長。





Naomiは、さっきの宿舎の話を

局長に聞いてみた。



「昨夜思ったんですけど、工場に泊まるのってちょっと怖いと思ったり」と、素直に言っみた。



局長は「ああ、それなら工場の近くの駅ね、あそこにお風呂とか、民間乗泊があるし

君達が降りた寝台特急の終点まで3駅行けば

いつでも入れるお風呂と、KKRみたいな乗務員宿泊所があるから、使いなさい」と、局長。



れーみぃは「有難うございます。でも、ご迷惑ではないですか」

と、まとも。(笑)。



指令は「君達は鉄道学校の生徒だから、国鉄から見ると付属高校と同じだからね。自由に使っていい。民間宿泊所は予約が必要だから、3駅戻った方がいいだろう」とも。



思いがけずのお言葉に、リサは「有難うございます、心配がこれで一つなくなった」




局長も「私らもね、夕べ思ったんだ。女の子だけじゃ不安だろうし、何か有ったら

学校に申し訳ないし。事故は有ってからでは遅い。」



と言うと、リサは「祖父もそう言ってました。有ってからでは遅い、消しゴムで消せないんだ」




指令は「そうそう。君達の仕事が上手く行けば

国鉄も嬉しいんだ。文化事業だし」と。




「早速頑張ります!」と、Naomi。



「はい。元気で行っていらっしゃい」と、

局長は、寝台特急の始発駅の玄関に

掲げてある言葉をそのまま言った。



出る時に見えるように、階段に掲げてある。


帰る時は「お帰りなさい、ご苦労様」と、

書かれて。


大きな駅には大抵あるので




「それ、車掌区の」と、リサは言うと



「そうそう。良く知ってるな」



リサは「はい。伯父が寝台特急の車掌です。東北線の」




局長は「おお。そうだったな。元気にしてるかな?」




と、懐かしい顔をして。




「はい。お蔭様で。電車になって楽だと言ってます。」



指令は「うん。あの寝台電車は力作だからな。」



昼間は座席、夜は寝台。

昼間も車庫が要らないから、効率の

良い電車だった。



「二重床、二重窓。高天井。上手い設計だ」と、局長も思い出した。




「国鉄総研の力作だ」と言う言葉が

めぐの心に響く。



現場で無くても、出来る事もあるんだ。


そう思うと、なんとなく希望が出てくる。





「おっと、あまり邪魔してもな。それから、駅に後で行きなさい。話はしてあるから。

できれば、工場には泊まらん方がいいだろう」と

言って、局長は笑顔でサンダルを鳴らして歩いて行った。



「有難い話だね」



「うん」



「それだけ、期待なんだろうね。SL再生」



「国鉄じゃ出来ないのかな」





色々考えながら。



「あ、そうだ仕事仕事!」と



ご飯を食べる事にした。




昨日の窓際のテーブル。


時間が遅いからか、もう、人影は疎ら。




海の景色は、昨日見たのと変わらないけど

やっぱり北の海っぽくて、雲があって



涼しそう。



「北の海」と、リサが言うと



「にーしーぃ、北のーうーみー」と、れーみぃ。



「大相撲かい。れーみぃは出れそうだな、そのまま太れば」と、Naomi。



「乙女、傷つくなー」と、れーみぃ。



「誰が乙女なんだよ」と、リサ、




めぐは、俯いてくすくす。




「好きで、太ってるんだけど(笑)」と、れーみぃ。



「別にやせようとか思ってないし」。




めぐは「そんなに太ってるって程でもないよ」と。


「お父さんも、女の子は見かけなんか気にするなって」と、リサ。


「そーだよねぇ」と、Naomi。



「まあ、見かけって好みだもの。北の海みたいな女の子が好きって人も」と、Naomi。



「ああ、なんかそういう本見た事ある」と、れーみぃ。



「大体分かる。人の言う所で言うな。頼むから」と、リサは掌を掲げて。



「信号良ーし」 と、めぐ。



「信号ないだろ、あそこ」



と、Naomi。





「そういえば、無いな。」と、リサ。



「とりあえず、行って見ようか。まあ、そんなに急がなくても良さそうだし」と、めぐ。



「まあ、出来るとこまで。飯と風呂と寝床も

なんとかなった訳だ」と、リサ。



「本当に

リサって男の子っぽいよね」とNaomi。



「隠れファンも多いかもね」と、めぐ。



「ま、いいからとにかく食う!働く!」と


リサは、リーダーっぽく。



めぐは、パスタと、サラダ。

割と少食。



「野菜食えよー。」と、Naomi。



「あんたも男っぽいよ」と、リサ。


ルックスもいいから、下級生の女子に

人気のNaomi。


その割に男っぽい所も人気。


お姉さんじゃなくて、男っぽいのだった。




さっぱり割り切る所は、めぐも

羨ましいと思ってた。




女の子ってどうしても迷うから。


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