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37回

「うん、でも学者ってね、なりたくてなるもんじゃないんだって。お父さんも

そう呼ばれてるだけだって。」と、めぐ。


「それに、鉄道学校は国鉄さんとか、国がお金を払ってくれてるんだから、できれば鉄道の仕事した方が、その人達の気持ちに応える事になるよ、って。」



「まあ、そりゃそうだね。」と、リサ。



「それよっかさぁ、16才で1000年生きたって、37回もさ」と、れーみぃが言い掛けたので、Naomiは



「それ以上言うな!」と、赤くなって

席を立ってれーみぃの口をふさいだ(笑)



「んーんー。擦り減っちゃうじゃん」と、それでもれーみぃは言ったが

回りに聞こえなかった。



「ぷはー」と、れーみぃは




「あー苦しかったぁ」と(笑)。



リサでも、少し恥ずかしくて「全くもう、変態お嬢様」って。

俯いた。



めぐは「擦りへるって、何が?」(笑)。




「めぐは、ホントにいい子だね」と、Naomi。



れーみぃは「穴」と、言って


あはははー。って笑ったけど



Naomiも恥ずかしかったが「まあ、穴だけじゃわからんか、回りは」と。気にしない事にした。



「全くもう」と、リサ。


めぐは「あ、そっか、赤ちゃんかー」と


大きな声で言ってしまって。


自分で恥ずかしくなって。


首筋まで真っ赤になった。(笑)。




ステーキは小さめで、ミニッツの言葉通り。


でも、他にもいろいろあって

揚げ物、天ぷらかな。があったり。


お野菜のサラダがあったり。


デザートは西瓜とか、ケーキ。

いろいろ付いてきて、少しづつ。




それらを、ちょこちょこ食べてると

結構お腹に溜まる。



「うーん、食べらんない」と、れーみぃ。




「バイキングでなくて良かったね」と、めぐ。




「食べ過ぎるもんね」と、めぐ。




「でもさ、さっき、国鉄に行かなきゃなんないって思うと嫌だけど、助けて貰ったって思えば、お返ししなきゃって思うね。あの、おばあちゃんの時みたいに」と、れーみぃは

真面目。




「あ、正気になった」と、Naomi。




「変人みたいに言わないでよ。えーん」と、れーみぃはまた楽しんでいる。





「おー、よしよし、れいみちゃん。」と、Naomiは撫で撫で。



「あーい、ままぁ、おっぱい」と、れーみぃはNaomiの胸に手を。



Naomiは、すっ、と逃げた(笑)。



「人が見てるだろ、まったく」と、胸を

押さえて恥ずかしそう。




「立派なのにね」と、リサは

すこーし薄めだから(笑)。



「うん」と、めぐは自分の胸を撫でて。




「重いだけ」Naomi。




「そんなもんかなぁ、あ、そうそう。活性白土って調べたけどね、ゼオライトに代わられたらしいのね。人工の。」と、めぐ。



「なにそれ?」と、れーみぃ。



「うん。石油の色を綺麗にするんだって。

粘土の一種をね、燃やして軽石みたいなものにして作るんだけど」と、めぐ。




「それで燃料があったから、SLだったの」と、リサ。





「そうみたいね。でも、他の材料が安くなったし、輸入で



なーるほど。と、一同合点。




「だから、どうって事もないんだけど。

」と、めぐ。




デザートも食べ終わって、のーんびりお酒を

飲んでるおじさん達に混じってるJK四人は

ちょっと変(笑)。


まあ、夏休みはまだ始まったところだし


子供だけで来るのは変なのだろう。



「さ、お部屋行こうか」と、リサが席を立つと



やっぱりKKRの浴衣を着た、朗らかなおじさんが

ひとり。



「君達は、鉄道学校の?」と、その言い方が

既に駅長さん風(笑)。



というか、この地方のKKRにJK4人で来るのは

まあ、有り得ない(普通、国鉄職員の家族で

3親等以内だから、4姉妹とか、同僚同士の子供とか)。



見た目、地域の子として見慣れないのもあったのだろう。




田舎で、人が少ないと

みんな覚えられるので




駅長さんは、お父さん代わりに


学校を早退したりした子供がいると




「どっか痛いか?」とか、気を使ってくれたり。




そういう事はよくある。



そんな感じで、つい、子供達を心配したのだろう。



「はい」と、リサはなんとなく代表役。



名前を言うと



「ああ、あの名機関車乗りの」と、おじさんは

ニコニコ。



「ご存知でしたか」と、リサが驚くと



「国鉄で知らない人はいないよ。本社を断って機関車に乗ってるなんて人は」と、笑った。



「それは、恐れ入ります」と、リサ。

孫です、と言う。



「そうかそうか。私は現場に居た頃

よく怒鳴られたもんだった。管理に安全が解るか、って」と、おじさんはニコニコ。


「すみません」と、リサは謝る。



いやいや、と

おじさんは手を振って。


「そうそう、石炭とか、水タンクとか

工具とか、機関区にある。持って行きなさい。要るなら。それから、技術も必要なら」と、おじさんは。



「ありがとうございます、そんな」と、Naomiが言うと




「いやいや、元々高校生だけじゃ無理だと

わしらは思っておった、余ってるもんだから

あげていいんだ」と、おじさんは


これを見せればいい。と

鉄道管理局長の名刺を渡した。



「管理局長さんですか。これは大変失礼を」と、リサが恐縮すると


おじさんは「いやーいやー、見えないだろ?

みんなそういう。私も現場上がり。

中卒でな、踏切警手から始めた」と、おじさんはニコニコ。



普通は管理職って、大卒がするのだが


例外もあって、国鉄は組織が硬直化しないように、と


現場の人で、特に優秀な人は管理に回って貰っていた。



リサのおじいちゃんもそうで、事故が無く


安全の為にする判断が評価されたのだろう。


本社で、管理局長をする辞令が出た。


国鉄の運転系では最高責任者である。



だが、それを断って

機関車に乗り続けている、と言う訳。



「まあ、あなたのおじいちゃんのお陰で

私も管理職になれたんだが。判断は

あの人に教わったようなものだ」と、おじさん。


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