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部活の時間です悪魔さん  作者: 轟クレハ
4/4

部活

ー放課後ー

長かった授業が終わり放課後

部室は4階の1年生の教室からは少し距離のある1階の図書室だ

表向きは文芸部として活動しているが実質自分と葉月しかいない

だべり部と化している

校舎の橋の方にあり人が通ることも少ないし担当の先生も放任主義なので

文芸部なのに騒いでいようが何も言われることがない

図書室の前に着くとついているはずの電気がついていない

いつも葉月が先に来て本でも読んでいるはずなのだが

いたらいたで面倒だがこの場合いない方が面倒だ

なぜなら図書室は基本鍵が閉まっていて使用する場合は職員室に鍵を借りに行かなければならないのだ

部の決まりで最初に来た人が鍵を開けなければならない

扉を開けようとすると案の定閉まっていた

仕方ない面倒だが職員室に鍵を取りに行こうと思い後ろをむくと

文芸部担当の秋月先生が立っていた

秋月先生は黙ってポケットに入れていた手を出し

手に持っていた鍵で図書室の扉を開けた

「ん…」

鍵を渡してきたのでそれを受け取ると先生は黙って図書室の電気を付け

貸出用のパソコンの前にある回転椅子に座った

普段様子など見にこない先生の急な登場に呆然としていたら

遠くでバタバタと走ってくる音が聞こえた

「エル聞いて古本屋で召喚の儀式のやり方の書かれた本を入手したわ

今日は悪魔召喚の儀式をするわ………あ…あれぇ〜先生来てたんですね…

あはは………」

本を開いて走りながらこちらに見せてくる葉月は部室にいる先生の姿を見て

一瞬固まりその後何とか笑顔で誤魔化そうとしている

彼女は先生、生徒、親でさえも厨二病であることを隠している

葉月は少し特殊で自分が厨二病であると自覚しているのかなんなのかとにかく

公衆の面前で「右腕が疼く…」なんて言い出す感じではなく

みんなの前では必死で優等生を演じている

だが先生は葉月の厨二病的発言兼部活ちゃんとする気ありません発言を無視し

だるそうに「廊下は走るなよ」とだけ言って近くに置いてあった本を読み出した

何しに来たんだこの先生

「俺はあまりにも周りの先生方がうるさいからちゃんと部活見てますよアピール

しに来ただけだ。気にせず悪魔召喚でも何でもやってくれ面倒ごとはやめろよ」

先生は俺の心の声に答えるかのように本から目を離さずにそう言った

「……じゃあやりましょ」

「やるんだ……」

いつの間にか図書室の後ろの机のない広いスペースに移動し準備を始めていた

持っていた召喚の本を中心にして本を丸い形に並べただけの魔法陣もどきができ

葉月はやりきったかのような顔をしているがただ丸く並べただけである

「本当にこんなんでいいのか…?」

「大事なのは呪文!」

そうとう自信満々の葉月の支持で円の外に向かい合って立つ

何もしなくてもいいと言われたので黙って立っていると

葉月が真剣な顔をして口を開いた

「悪魔カモーン!!!!」

「呪文は???」

するといきなり図書室の電気が消えた

「きた!」

こんな雑な方法で来るわけないだろただの停電だ

そう思ったが外は雷が落ちている訳でもなし廊下を見ると普通に電気がついている

「何だってんだよ」

1番近くにいた先生が電気を付けると俺の目の前には黒い何かが立っていた

びっくりして目を見開いたまま固まっているとその何かが口を開いた

「呼ばれて出てきてジャジャジャジャーン!!!悪魔さんでーす!!」





「?????」


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