表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
12/14

吟遊詩人の詩

2018/01/16

猛る獅子に憧れた

戦う剣士に憧れた

護る騎士に憧れた


だから 僕は

強くなろうと決めたんだ


威風堂々 倒れることなく

己の 信念の為に戦い

少しでも多くの人を 護る為に


けれど

僕は 強くはなれなかった

結局 弱いままだった


強くなる そうほざいた僕が

恥ずかしくなって 申し訳なくて

逃げるように 道を変えた


自分の想いを 曝け出した

すべての人に 平等に

言葉の美しさを 伝えたくて

誰かの心に 届けたくて


僕が 吟遊詩人となったのは

ただ 僕が 逃げたかったからだ

逃げて、逃げて、偶然にも、この道を歩み始めた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ