その一:じゃがいも
最近、なろうのエッセイ部門ランキング上位五位をチェックするのにはまったため、自分でもエッセイを書いてみようかと思った。
エッセイは、気の向くままに描くものなので、思い付いたままに、つれづれ書いていく予定だ。
取り敢えず、私は食べることが好きなので、好きな食べ物について書いてみようかと思う。
タイトル通りだが、私が一番好きな食材は、じゃがいもだ。
前にこれを言ったら、何故か驚かれたが、じゃがいもが一番好きな食材なのである。
大学時代、某講義でじゃがいもについて調べて、発表するくらいに好きなのだ。
ポテトチップスの原材料だし、カレーにも入っているし、コロッケにもなるし、フライドポテトにもなるし、じゃがいも系の料理は大概好きだ。
ポテトサラダは、たまに美味しくないと感じるものがあるが。
中に入っている具の組み合わせ次第で、あまりな、と思うことがある。
私は、あまり食材の好き嫌いはないものの、苦手な組み合わせや調理法はある。
ご飯と梅干は、その筆頭だ。
梅干しは、おやつのカリカリ梅や干し梅のイメージが強すぎて、ご飯のお供と認識できない。
元々、酸っぱいものと一緒に、ご飯を食べることが苦手なせいもあるかもしれない。
酢味噌味は、ちょっと苦手である。
酢自体は別に嫌いではなく、インスタントラーメンに入れて食べるのが好きだ。
大学の学食では、とんこつラーメンに、酢とラー油とニンニクを入れて食べるのにはまっていた。
閑話休題。
じゃがいもは、料理の主役にも名脇役にもなる訳だが、私が一番好きな料理はポテトチップスだろうか。
料理と言いながら、自分で作ったことは一度もないのだが。
お菓子系列は、自分で作るより、買ってきた方が美味しいので、専ら買う派だ。
大学時代のヴァレンタインは、頑張って、チョコレートを湯煎して、ナッツなどを適当に混ぜて、固めたりしたが、直近ではその程度だ。
話がズレたが、ポテトチップスは基本カ〇ビー派である。
ごくまれに浮気もするが、ほかの会社だと、なんとなくコレジャナイ感がある。
ポテトチップスも形状のタイプが色々ある訳だが、私が好きなものは、スタンダード系(塩味の形)と堅あげ系だ。
ギザギザ系も買うには買うが、前者の食感が好きである。
堅あげ系は、よく噛まないと口の中に刺さるので、注意が必要であるけれど、スタンダード系を雑に噛み砕いて食べるのも好きだ。
期間限定に弱いので、コンビニ等で気になる味を見かけたら、即行で買って、後でのんびり食べるが、結局、定番が一番かもと思ってしまう。
ポテトチップスの定番の味では、コンソメ味が一番好きだが、のり塩もそれなりに好きだ。
ポテトチップスと言うのは、糖と油の組み合わせのジャンクフードな訳だが、身体に悪いと思っても、やっぱり好きである。
ただ、悲しいことに、年のせいか胃が縮んでしまい、以前より量が食べられない。
以前は、一度で一袋いけたのに、今は一度に半袋だけ食べるようにしている。
胃腸が弱い体質なので、気をつけないと、すぐに調子が悪くなるのだ。
趣味で手相をかじっただけの中学時代の先生に、手を見せて指摘されたので、相当かもしれない。
――胃がむかむかしているときに、美味しそうなものが出てくると、大変切なくなってくる。
バイキングレストランや飲み会で、自制できているかと言えば、目を逸らすしかないけれども。
話は変わるが、じゃがいもの芽や、緑に変色した部分には毒がある。
ソラニンと言うやつだ。
私はないが、知り合いに芽が付いたままのじゃがいもを食べて、お腹を壊した人がいた。
私はじゃがいもを好きなままでいたいので、料理するときは気をつけている。
これまた、私はなったことはないが、牡蛎にあたった人は、もう二度と牡蛎を食べたくなくなるという話を聞いたことがあるし。
牡蛎もそれなりに好きなので、これからもあたらないように祈るしかない。
じゃがいも、と言って、思い浮かぶ品種は、男爵イモとメークインだが、最近は色々と流通している品種が増えているらしい。
近くのスーパーでよく見かけるのは、きたあかりだ。
正直、男爵イモと似た食感なので、何が違うのかいまいち分からない。
逆に、違うな~と思ったのは、インカのめざめだ。
偶々、回転寿司でインカのめざめのフライドポテトを食べる機会があったのだが、甘くて美味しかった。
無駄に味付けに凝るよりも、シンプルな調理法があっている品種かもしれない。
そう言えば、お祭りの屋台で見かけるじゃがバターは、下手をすると拳よりも大きなじゃがいもを使用しているが、あれは何の品種であろうか。
単に蒸したじゃがいもにバターと塩をかけただけだが(屋台によっては、他のトッピングも有)、甘味があって、ほくほくかつ、ややねっとりとした食感で、好きな屋台メニューの一つだ。
大体、一つ四百円程で、屋台メニューの常でコスパは悪いが、自分では面倒くさくて蒸し料理はしないから、見かけ次第買うことにしている。
何だって、腕が同じなら自分で作るより、誰かに作ってもらう方が、美味しく感じるのだ。