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第4話
時計は6時を表示していた。何故かとても胸が辛い。胸が辛いなんておかしいけど、何かが、違和感で満ちている。
何をするのも嫌気がさしたから、ぼーっとベッドの上で過ごした。
時計は9時を表示していた。『何か』足りない。私はその『何か』を知ってる。だけど、怖い。その『何か』に嫌われたという恐怖と後悔。
でも、明日になったら来るだろうと考えないようにした。
時計は5時50分を表示していた。
また『何か』は来ないのかな?胸が苦しい。辛いより、苦しいという感情が支配している。
…もう一生来ないのかもしれない。そんなのは絶対に嫌だ!!
私は急いで支度をした。時計は6時半を表示していた。まだ『何か』は学校へ行ってない。
家を出て、隣の家のインターホンを押す。名前を告げると、おばさんが開けてくれた。
階段をかけあがり、いつも『何か』がするようにドアを叩いた。
「晴、開けて!」




