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詩集:あけない夜に まだ

夜に凍えないで

作者: 歌川 詩季
掲載日:2025/10/01

 サビのあたまでもある、タイトルさえ決まれば!

 使いこなせないセリフ 強がりに憶えるたび

 正直な弱音の吐きかた忘れてく

 コートの裂け目を隠してぎこちなく振る舞うように

 死角をつくるきみがいじらしくてたまらない


 足りない愛へ()ぎ足した優しさも

 (あわ)れみの香りが混じるなら

 (にが)いカクテルになるだろう 


 夜に(こご)えないで 冷たく月が笑っても

 肩を()いてくれるのは自分の両腕でいい

 闇に震えないで 時計はまるで不整脈のメトロノーム

 眠れぬままに毛布のはしを()むことになろうけど



 さがしあぐねてたことば 小説にみつけるうち

 身代わりのヒロイン 立てるのがうまくなる

 いつしか負い目を増やしてあてどなく彷徨(さまよ)いはじめ

 刺客にまわるぼくの意地悪ならあやまるよ


 つらぬく愛にするどさが足りなくて

 (ふさ)いでた壁さえ恨むけど

 厚いカーテンも揺れてる


 夜に(こご)えないで 四角い窓は閉じたまま

 ひざを()いてしまうのは自分が(いと)しくて つい

 闇に踊らないで 恋とはつまり不誠実なシンドローム

 眠りは浅く悪夢のしっぽ踏むことになろうとも

 決まれば、楽に描けるんだけどなぁ。



挿絵(By みてみん)

制作:ひだまりのねこ先生

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― 新着の感想 ―
凍えるかあ…… また、そういう季節になっていくんですね。
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