魔鋼令嬢アリアンヌ ~婚約破棄が悲しくて世界を焼いた侯爵令嬢の話~
魔導王国による大陸世界統一を祝した夜会は、侯爵令嬢アリアンヌと次期国王、コマース王子との婚約を正式に告知する晴れの舞台でもあった。王国を新生し帝国樹立を高らかに宣言するコマース王子。陶然とするアリアンヌ。だが次の瞬間、侯爵令嬢は絶望の縁に立たされる。「我が后となる女性、パトリシアである!」――併呑した他国の王女との結婚を宣言する王子。衆目の面前で突如突きつけられた婚約破棄。深い悲しみに沈むアリアンヌは、神殿に鎮座する創世の女神像に祈りを捧げる。乙女の祈りが天に届いたのか、巨大神像は輝き、神秘の光で侯爵令嬢を包みこむ。目覚めたとき、アリアンヌは女神像と一心同体となっていた。大切な想い人が手に入らないのなら、世界すらいらない。アリアンヌは決意する、「もういい。全部、燃やそう」と――
※全4~5万字程度を予定
※全4~5万字程度を予定
01.侯爵令嬢の門出
2025/05/20 09:34
02.婚約破棄
2025/05/20 10:10
03.悲しみの祈り
2025/05/20 11:10
04.神像の目覚め
2025/05/20 12:10
05.王宮を目指して
2025/05/20 13:10
06.夜会は踊る
2025/05/20 14:10
07.決別
2025/05/21 07:10
08.神殺し
2025/05/21 12:10
09.男神の神器
2025/05/21 17:10
10.神罰の光
2025/05/22 07:10
11.終焉をもたらすもの
2025/05/22 12:10