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プロローグ

 戦争を求めた民衆が戦中には平和と勝利を求めるのは世界の理なのかもしれない。戦争の苦しみを正確に、そして具体的に想像できるならだれもがそれを求めない。そして、一度戦争が始まればやめるのは困難なことこの上ない。そのとき民衆が後悔したつけを払うのはいつでも前線で戦う兵士らだ。そしてその元苦労人の一人であるヴァネッサ・ホフマンは帰路の列車に乗っている。

 兵士が家に帰ることができるのは国が勝利か敗北を得たときにしかありえない。ヴァネッサの祖国、イオカステ帝国は戦争に負けた。西のキングストン共和国と東のクライスト王国との戦争に敗れたのがほんの2か月前。

「2対1じゃあ、さすがに勝てなかったか」

そう呟くのも無理はなかった。戦前、帝国はどちらの国も国力・戦力において勝っていた。そのため戦争をすれば快勝間違いなし、と謳っている連中も中にはいたほどだ。だがそれは1国のみを相手にした時であり2国同時に相手にするときは話が違った。だが誰もがその二国が協力するとは思ってもいなかった。王国と共和の関係はあまり良くはなく、かといって悪くもないが、帝国を敵としてみなしていることは一致していた。

「敵の敵は味方とは言うが、帝国は味方を作れなかった」

だから負けた。そう後世の歴史家は語るかもしれないとヴァネッサは外を見ながら思った。

「こんなことを考えても結果は変わらない。ただの妄想で意味もない。」

だが考えてしまう。本当の原因が何であれ、考えなくてはいけなかった。そうしなければ、これまでの絶望とこれからの不安に包まれてしまうから。


初めて小説を書いてみました。(半分深夜テンションです)読みずらい、分かりずらい、誤字脱字などございましたら行ってくれると助かります。

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