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空想能力剣闘士  作者: 筋肉の脈動
3/6

サバイバル

目を覚ます…ココハドコ?


アイン様との出会いは夢ではなかったようだ


ズン、と気持ちが落ち込む


暫くして立ち直り(ポジティブです、バカだからじゃないんです)周辺確認をする


後ろには大きな木、木の根本に穴があるので、ここで寝ろって事なんだろう


そして遠くに、50、100メートルぐらいだろう、川が見える


やった!パンツとズボン洗える!


と思考するのだが…


「あれ、私のパンツは!?」


ピンチである。パンツが見当たらない


このままでは五年間ノーパンだ


森の入口にって言ってたし人か来る可能性もある


人前でノーパンなんて絶対無理!必死にパンツを探すと、木の穴にボロい袋を発見する


中身を覗くと脱いだ私のパンツ、みずほらしい服(貰っておいて言うのもなんだけど着たら痒そう)、そして私の知っているフォークとは違う、二回り大きなフォーク、謎の草、謎のキノコが入っていた


「パンツ、よかったよぉ…」


半泣きである


暫くそのままだったが、とりあえずパンツを保留にして武器フォーク、多分食べれる草とキノコを取り出す


「この草とキノコが食べられるはず…てことはよく覚えておこう。あとは寝床の木の穴、虫とか寝てる間に魔物が来たら困るし、穴を中心に改良しなきゃ。そして水分補給、水浴びしましょ!」


思い立ったが吉日、実行する事にした


幸い今は暖かく、夜は冷えるって事らしいから熱帯に住む気持ち悪い虫は出ない…出ないと信じて歩む


ご飯もお腹は空いているけど我慢だ


量的に3食3日ももてばいい方だろう、貴重なのだ


川辺に周囲を警戒、観察しながら歩いていく


すると突然後ろから!なんて事はなく、川辺にたどり着く


水が綺麗だ…魚が泳いでる…魚…魚


水に手を付ける


冷たい、が寒くなる程ではない


水をすくい、ひたすらに飲む。すごく…お腹がちゃぽちゃぽです…


そして私は


「魚ぁ!」


川の魚目掛けて飛び込む


女子力?私、肉食系ですから。


まぁ当然の如く取れる訳はないのだが


魚は取れなかったけど聖水は取れるのである


不快感をそのまま洗い流し、川から出る


「魚は後!岩に石ぶつけたら取れるでしょ!」


逞しい限りだが生きる為である


この瑞々しい18歳の体は維持が大変なのだ、理解して欲しい


そのまま家に戻り(誰が何と言おうと家)服を脱いで絞り、二着用意されていた内の一着で体を拭き、もう一着を着る


着ていた服は絞って高さの低い木の枝に ポンッ だ


無言のままフォークを取り出し、また川へ行く


「小さいのは実入り少ないし、大きいのがいる場所探しましょ」


こうして、サバイバルライフが始まったのである



.

.


あれっ?私の英雄譚はどこに…

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