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ピンキーはお父さん

作者:やぎ
 もし、失った時間を取り戻せたら――

 幼い頃、事故で父を亡くした歩(あゆむ)。
 時が流れ、悲しみは静かに和らいでいったものの、心の奥では今も寄り添うように残っていた。
 そんなある日、彼の前に一匹の子犬が現れる。
 その体に宿っていたのは、もう二度と会えないはずの父だった。

 「…なんで、犬?」
 「さっぱり分からない」

 信じられない気持ちと同時に、あまりの可愛さに思わず心が和む歩。

 「ちょっとトイレ行ってくる」
 子犬姿の父は、おぼつかない足取りでトイレへ向かうが――

 「…」
 届くはずのないドアノブをじっと見上げるしかなかった。

 子犬の姿では何もできない父。

 そんな父を支えながら、笑いも涙もあふれる、温かな日々が歩の前に広がっていく。
01.別れ
2025/09/29 18:20
02.夏の影
2025/09/29 18:23
03.再会
2025/10/03 18:49
03.子犬の中の父
2025/10/11 20:47
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