表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
光が遠くに  作者: 永井晴
4/12

4個

薄暗い部屋の中。そっと花を掲ぐように、僕は小さくお祈りをする。消えたようで、消えることのない、そんな傷が痛む時、僕はふと遠くに憧れる。呼ばれるような気持ちがする。遠くの空はいつまでも光って見えるから。

一掬の甘く拙い涙。まだ青き理性のような。

しかし、もう、どこにいるのか分からない。

時間軸も、緯度経度も。ただいま目の前の景色が流れて、たくさんの記号のままに溶けてゆくだけで。

またしかし、このぼやけた感覚とは!魔法のレンズのように、無駄な全てを捨て去ってくれる。そんな中でも、たった一つの向勢の原始となるものは、やはりあの遥かなる光。やはり僕を呼ぶ光。

傷は痛むが、それすら綺麗に反射しているよ、


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ