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光の消えるその時に、光の最も盛るであろう時を過ぎて。
廃人の愚かさのような、そんな諦めが僕を生かす前に、熱情を握りしめてしまおう。
若さの呪いか祝福か、知る人もなくて。
ああ美しい。ーーそんな言葉が、何事にも付属するような僕らさ。
やはり謙虚にゆこう。
執着というのは全てを惑わせた。冷たく孤独になるけれど、憂いの影は美しく僕を舞うのだろうから。
友愛は刹那の瞬き。
それは鏡のように僕を映して、全ての光を一点に集めた。
僕の景色は幻想のような。いちばん明るい朝やけのような。