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ちっちゃいってことはたいへんだね! そのさん。

他の妹の名前が思いつかない…でもそんなに人数出しても収拾つかないですよね、うん

「お母さんほんとに夕飯一緒に食べれるかな……」


「……あの、お茶の話しですよね?」


「え? あー…うー…そうそう、それよりも今はあなたのことよね」


「そうそう、あ、あたし小早川美幸です」


「あたしは姉の幸恵です」


「あ、どうも宮田晴香です」


「「「よろしく」」」



うーん見るからに外国の人なのに、普通の日本人みたいな名前……

さて、取り敢えず場所を移しましょうと、ものすごく不器用に誤魔化された気がするけれどもそういう話に落ち着いた



「とりあえず、あたしの部屋に行きましょう」


「そうね、お茶でも飲みながら作戦を練らなきゃね」


「とりあえずどんな作戦でいこうか?」


「うーん、兎に角よーく考えるのよ、何せ敵はあの人だもの」


「あの人?」


「そう、兄さん」


「僕?」


「「そう、にい…ぎゃぁぁぁああああアアアアア!!!」」



さっきから知らない男の人の声と会話する二人、あたしの位置からは顔は見えないんだけど

二人は男の人に気付いた瞬間、顔面蒼白ってほんとに青くなるんだなぁ、ってくらい真っ青になって叫んだ


……ような気がする


なにせ、二人の顔が真っ青になるちょっと前から一切の音が聞こえなくなっちゃったから

本当に声が出ていたかどうかは定かじゃないんだけど、顔は叫んでたし


いつのまにかシャボン玉のようなものに覆われてたんだけど、

それもすぐにぱちんと割れるように消えちゃったし



「だめだよ、父さんみたいに鼓膜が破れたらどうするんだい」


「え、な、なに、なんのこと?」


「そうそうなんのこと?」


「その手の上の女性は?」


「何言ってるの兄さん、これフィギュアよ」


「そうそう、よくできてるでしょ」



フィギュアと言われては動くわけにはいかないよね…いつまでもつかな…自信が……

ってゆうか、せめて人形って言ってほしかったな…些細なことかも知れないけど



「その歳になって人形遊びかい?」


「いいじゃないの、いくつになっても」


「個人の趣味だもん」


「ふぅん、見せて?」


「「え゛」」



あれー雲行きが……



「ななな、何言ってるの突然

 今まで人形なんて見向きもしなかったじゃない」


「急に興味がわいたんだよ」


「何言ってるの兄さん男じゃないの」


「男女平等でしょ」


「ひぃぃ義務教育が仇に!」


「いいだろう? 見るだけだし、寄越せと言ってるわけでもないよ」


「そうだけど……」



ぶちぶちと文句を言う彼女達をさらりと無視して彼女達のお兄さんはあたしをひょいと覗き込んだ

やっぱり美形だ、銀髪黒眼でナイスミドルさん生き写し


あの…まばゆすぎてもう眼が痛いです、勘弁してください……!



「はじめまして」


「あ、どうもはじめまして」


「「あ!」」



え?

……あ!、そうだあたし今フィギュアのフリをしてたのに……!!


えーどうしよどうしよいけないの? 人間ってバレたらいけないの??

ももももしかしてバレたらもう帰れないとか?!



「僕は小早川幸太です、

 此処は貴女には不便かもしれないけれど精一杯もてなすからゆっくりしていって」


「は、はい、宮田晴香ですご丁寧にどうも……あ!」



うわぁぁぁもう誤魔化せないっ

返事をするだけならそういう人形だってあるのに!!!


ぷるぷる震える幸恵さんの手の上で、あたし自身もぷるぷる震えた



もう帰れないの?



あたしもう元の世界に帰れないの?!

息子は口調は違えど詐欺度は父親と同等……

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