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梅炭酸、美味である。
梅スカッシュを飲む。
(炭酸か)
ほのかに甘い梅酒。それが食事に涼やかを与えてくれる。
そして炭酸のさわやかさが梅の涼やかに『刺激』を与えてくれるのだ。
紀州の梅で作られた梅の酒は爽やかで、深みがあった。
ごく、ごく、ごく。
梅の雫がのどをうるおす。
Kは梅酒が好きだった。
酒を好んでたしなむほうではない。
だが梅酒に関しては例の外。
涼やかなものは彼にあった。
彼の気質はさらりとしたものであると、昔の仲間は彼を評した。
さらり、という彼に対する評にそうように、この梅酒もまた爽やかであった。
そこに――スカっとしたものが加わる。
梅炭酸、美味である。




