160話 運搬業のプレゼンテーション
フィルティング男爵領の領都に残った、ランシック。
領主邸内に割り当てられた客室で、集めた情報をまとめていた。
(おおよその情報は、領民たちから聞き取れました)
カリカリとペンの魔道具を走らせながらも、考えを巡らせる。
ここ数日、ランシックはこっそり領主邸を抜け出しては、平民を装って領民から情報収集をしていたのだ。
(八年前まで、ここはフィルティング男爵ではない別の貴族が領主を務めていた)
どうやら当時の領主は税収を誤魔化し、王宮に納めるはずの税を着服していたようだ。
それが発覚してしまい、その貴族家は取り潰しに。そしてその罪を暴いたフィルティング男爵の前当主が、後釜に座ることになったらしい。
(そして前当主……つまり、クライグ・フィルティング男爵殿の父親は、数ヶ月前に他界)
突然に前当主が亡くなってしまったため、息子であるクライグが若くして急遽当主を務めることになったそうだ。
彼の、まだたどたどしい仕事ぶりはそのためだろう。
(そうなると、彼の態度は……そして、領主に仕える騎士達のあの様子。テオ君の言っていた違和感も踏まえると――)
――コンコン
「うん? どなたでしょうか」
思考を巡らせている時、扉をノックする音が聞こえた。
「ランシック様、レヴィラです。入室しても?」
「どうぞ」
扉の奥から聞き慣れた声がして、ランシックは入室を許可する。
「失礼します。……また、館を抜け出していたのですか」
部屋に入ってくるや否や、彼のベッドに放り出されている平民の服が目に入り、目を細めるレヴィラ。
「平民からの情報収集は必須ですよ! 平民同士の間でしか知り得ない情報というのは、貴重なのですから!」
「単に、貴方が平民と遊び呆けたいというだけでは?」
「なるほど、そういう考え方もありますね!」
けらけらと笑いながら答えるランシックに、珍しくレヴィラがくすりと笑いを漏らした。
「巷で、創作の英雄譚を演じる人形劇が話題になっていると聞きました」
「ほほう? 殊勝な方がいるものですね!」
「ええ、本当に。毎回少しずつ登場人物や内容は異なるそうですが、『敵の力を利用してトドメに持ち込む』ことを売りにしているとか」
かすかに唇に弧を浮かべ、レヴィラはランシックを見つめる。
「特に最近は、悪に堕ちた魔物使いを、正義の魔物使いが成敗する劇が人気になっているそうですね」
「ほう?」
「迫害されて復讐を誓った悪の魔物使いが放った魔物を、正義の魔物使いが調伏してみせ、逆に悪の魔物使いへとけしかけたそうです」
「なるほどなるほど、興味深い内容です! 是非お会いしてみたいものですね!」
とぼけてみせるランシック。
彼が人形劇を続けているのは、情報収集のためだけではない。召喚師のために、領民の意識を少しずつ変革していく算段もあった。
最初は単純な英雄と悪人のストーリーから始め、『飽きられないように』という名目のもと、少しずつ内容を召喚師寄りのものへと変えていく。最終的に、町民が召喚師の在り方を自ら認めることができるように。
子供たちの人気というのは、こういう場合にはとても便利だ。彼らはまだ先入観が少ないので受け入れやすく、そういった子供たちの夢を守らんと大人も迎合しやすい。
ふいにレヴィラが、ジト目でランシックを見つめてくる。
「してランシック様、今の残りマナは?」
「もう一割も残ってません! はっはっは」
「遊びすぎです」
召喚師同士の戦いを再現するとなると、最低でも三つの岩人形を操作せねばならない。敵味方の魔獣一体ずつと、敵召喚師役一体だ。
精巧な岩人形をリアルタイムで、しかも複数体動かすなど、尋常ではないマナを要する。
いつも通りの表情に戻りため息を吐いたレヴィラは、すぐに顔を引き締める。
「召喚師解放同盟の動向が届きました。南南西に位置する、ムーンリナ男爵領の町キリークが襲われたそうです」
「……今回もまた、声明があったのですか?」
「はい。襲撃前日の正午に、召喚モンスターを通じて降伏勧告があったと。テロリストには屈しないとそれを蹴った結果、次の日に大規模な召喚モンスターでの襲撃を受けたそうです」
レヴィラの報告を聞いて、ギリッとランシックは拳を握りしめる。
悲痛な感情が伝わりでもしたか、レヴィラもまた目を伏せていた。感情を押し殺した声で、ランシックが呻くように口を開く。
「……マナヤ君たちや我々の騎士を送り込むには、到底間に合わない距離。連中は、我々がこの領に来ていることを知っているのでしょうね」
「おそらくは。数週間前まで連中がこの領内で活動していたのも、我々をここへ引き込むための策略であった可能性も」
無辜の民が、またしても殺されている。それに対してこちらは、完全に足止めを食らっている。その事実にランシックは、歯がゆい思いを隠せない。
しかも召喚師解放同盟は、通常ではありえない移動速度であちこちへと襲撃をしかけていた。規模からして、分隊であるとも思えないというのに。
(今からマナヤ君たちを呼びだして向かわせたところで、また別の場所を襲撃されるでしょうね)
むしろ、連中が他の町を襲った時に却って手薄にしてしまうだけだ。迂闊に送り込めない。
「レヴィラ。召喚師解放同盟が戦い方を変えて以降、彼らが襲った町の場所と日時を教えてください」
一度深呼吸して気を取り直したランシックは、そう命じる。
一瞬眉をひそめたレヴィラだったが、すぐさま地図を取り出して召喚師解放同盟の動きを記入していった。
書き込まれた位置を確認しながら唸るランシック。
「……位置に、法則性は見えませんね。しいて言えば……」
「しいて言えば?」
軽く首を傾げるレヴィラに、ランシックが地図をとんとんと指先で叩きながら答えた。
「一度襲った町から一日二日で移動できる距離ではない、離れた町を常に襲っていること。そして、あえて守りの堅い大都市を襲撃しているということでしょうか」
後半の台詞を聞いて、レヴィラが戸惑うように問いかけた。
「しかしランシック様。連中はなぜ、わざわざ堅牢な町を襲うなどいう危険を冒しているのでしょうか。事前に降伏勧告を出している以上、『裏をかくため』とも思えませんが」
「早急に国全体の兵力を落とし、後々に蹂躙しやすい土壌を築こうとしているのか。あるいは強固な町を堕とすことで、対人戦と攻城戦の戦術を磨こうとしているのか」
「はたまた、その両方か……ですか」
レヴィラの指摘に、ランシックも頷く。
「各領主家に通達する手配をしてください。堅牢な町の防備を、今のうちからより一層固めるようにと」
「了解しました」
その時、扉がノックされる音が響く。ランシックが机に座ったまま、声で扉の向こうへ応対した。
「どなたです?」
「ダナです、ランシック様。お客様がお見えです」
ランシックが連れてきた使用人の一人が、報告に来たようだ。
「お客? どちら様でしょう」
「マナヤ殿らに同行していた、ディロン殿とテナイア殿が。下に待機させております」
ダナのその返答に、ランシックは首を傾げる。
「うん? もうこちらへお帰りに? 空振りだったというには、随分と日数が経っていますが」
ディロンらはマナヤと共に、領都から追い出された召喚師の足取りを追っていた。空振りだったというならもっと早く帰還しているはずであるし、召喚師らを見つけたというなら帰ってくるには早い。見つけても報告は後回しで良いから、しばらく召喚師らの手助けをするようにと二人には命じてあった。
「いえ、召喚師達の集落は発見できたそうです」
「そうですか! それはめでたい」
「ただ、至急ランシック様に確認したいことがあるとか。お通ししましょうか?」
「お願いします」
どうやらあの二人は、ただ律義に報告に来ただけというわけではなさそうだ。「失礼します」という声と共に、一旦扉から離れていく気配がした。
一体二人は、何用だろうか。部屋の中で、ランシックとレヴィラが顔を見合わせる。
ディロンとテナイアからから話を聞いたランシックは、すぐさま領主へ取り次ぐ申請をした。
***
「召喚師による運搬業、だと?」
ランシックと面会したクライグ・フィルティング男爵は、怪訝な顔でランシックの目を見つめ返す。傍らに控えている側近のカノイも片眉を吊り上げていた。
「ええ。ワタシが連れてきた英雄殿の発案です。泳ぐことができる召喚モンスターの上に荷物と御者を乗せ、川を上り下りしてブライアーウッド王国全土へ荷物の運搬業ができると」
モンスターの上に乗せる、という部分で男爵と側近が顔を見合わせた。
「気は確かか、ランシック殿! モンスターに乗るなどと、冒涜的な!」
「私も同意見でございます、ランシック・ヴェルノン様。そのような危険な行為、認められるわけがありません」
二人して猛反発する。が、そういう態度はランシックは想定済みだ。
「まあ、まずはお聞きください。この領は召喚師を排斥しておりましたが、それで領の経済は回っておりますか?」
その指摘に、男爵も側近も閉口する。
ランシックとて、領内での金の巡りがよろしくないことは調査済みだ。
この領が召喚師を排斥したのは、召喚師とは目も合わせたくない、という者達を領民として、ひいては労働力として迎え入れるため。
が、そうやって召喚師を嫌う者達を集めたところで、この領に特産や主な収益源が存在しないことには変わりない。
「召喚師を排斥し、見たくないものを見ることが無くなったところで、ただ無暗に人が増えるだけのこと。それを狙って商人が訪れることはあるでしょうが、この地で仕入れるものが存在しない以上、ただの通り道にしかならないのです」
荷物を各地に運んで売りさばく商人にとって、各地で仕入れる品物は重要だ。
一つの町で特産を仕入れ、それを別の町で売る。売り切ったら、その町で別の特産を仕入れ、それをまた別の町で売る。それが行商の形態だ。
しかしフィルティング男爵領は、仕入れる品がない。そのため、男爵領内で品物を捌いたら、別の町に手ぶらで向かうことになる。往路ではともかく、復路で稼ぐことができない。
ゆえに商人は、フィルティング男爵領内で金を巻き上げることはあっても、金を落とすことはほぼない。せいぜい、滞在費と通行税くらいのものだ。
「だ、だからこそ、芸術家たちを集めているのだろう! 特に絵画や彫刻などは、様々な作品を生み出せる地として、今後に期待ができる!」
「その芸術家たちが、芳しくないのでは? こう言っては何ですが質も悪いですし、芸術家よりも生産性の低い一般民たちばかりしか集まっておりませんが」
しどろもどろの男爵の反論を、ランシックは軽く一蹴。
この領では芸術家たちを集め、それを売りにしようとしているようだが、それもあまり芳しくはない。
芸術家、厳密に言えば踊り子や演奏家、画家、演劇家などは、『クラス』の特性を利用してやっている。
例えば、剣士は身体能力を駆使して踊りを披露。弓術士は手先の器用さと、弓との相似点からハープなどの楽器の演奏家。建築士は彫刻を売り出し、黒魔導師や白魔導師は魔法を駆使した絵画、あるいは中空に魔法を展開することによるパフォーマンスなどを行うことが多い。
だが優秀な芸術家は、場所を移動する必要などない。現状の住処で充分にやっていけるし、だからこそそこの領主に優遇もされている。
ここの芸術家たちは、一山当てることを狙っただけの有象無象が多い。大した実力もない、素人に毛が生えた程度の者達ばかりが集まるし、他に来るのも特殊技能のない一般民が大半だ。
そしてそういった一般民たちは、特産品がないこの領地では職にも就けない。そうしてまともな職にありつけぬ者達は、飢えていずれは死んでいくことになるだろう。
(まあ、初日のあのハープ奏者のように、優秀な方も混じってはいますが)
この領に訪れた次の日、テオ達の前で人形劇を披露した際に、絶妙に合わせてくれたハープ奏者を思い出して、一瞬ランシックの顔が綻ぶ。
しかし、なおも言い訳を探すように男爵は食い下がってきた。
「い、いずれは領も潤うことになる! そうなれば、一般民たちの将来にも希望が持てよう!」
「その間、貧困民への福祉も無しに、でございますか?」
ランシックは目を細める。思い出すのは、この領主邸内での会食だ。
コリンス王国では、食うにも困る貧困民に最低限の食糧を提供していた。王宮内での会食の際、パンを取り皿代わりにして、残ったそのパンを貧困民に下げ渡す。
いずれは貧困民にもちゃんとした職に就いてもらう未来に期待し、命を繋ぐ手伝いをしているのだ。
しかし、この領都では……というよりブライアーウッド王国では、そういった工夫はない。
貴族や王族の会食でも、取り皿は建築士や錬金術師が作成する贅を尽くした石や陶器、金属製の皿だ。他に貧困民を救うための規則があるかといえば、これといって何もない。
全土で資本主義を徹底しているがゆえに、『働かざる者に生きる価値なし』といった思想をこじらせているのだ。貧困民が立ち直れる前に、飢えて死んでいってしまう。
「ご安心を、領主様。ワタシはそんなこの領に、良い話を持ってきたのです」
青い顔で黙り込んでしまった男爵を前に、ランシックは一転にこやかにそう切り出した。男爵の顔が固まる。
「……それが、『モンスターに乗る』ことだと言うのか」
「ええ。まず、こちらをご覧ください」
そう言ってランシックは、領内の地図を広げる。
ディロンとテナイアから話を聞き、様々な書き込みをしたものだ。
「見ての通り、この領都の北に位置する山脈。ここから流れ出す川の支流は、山を下って領内の各地、さらにはブライアーウッド王国のほぼ全土へと流れていっております」
川を『道路』とみなせば、このフィルティング男爵領は、全ての土地に繋がる交通網の中継地が存在しているようなものだ。
地図を覗き込みながら、男爵と側近が考え込む。
「ご存じとは思いますが、いずれも船を通すことできるほど深い川ではありません。建築士が運河に改造するというのも、規模を考えれば現実的ではない。しかし召喚師ならば、そのような手間はいらないのです」
水陸両用のモンスターは、浅瀬でも浮かぶことができる。重い荷物を載せようが、ほとんど関係がない。
そして跳躍爆風で川面を高速移動できるので、馬車を超える速度で荷を運ぶことが可能だ。
「馬車よりも速く、各地に荷物をいつでも運ぶことができる。いわば召喚獣速達です」
馬車よりももっと早く、荷物を届けたい。それを望む者達は少なくない。
特に商人ならば、まず間違いなく食らいつくだろう。冬の初物が出回り始めるこの時期は、早ければ早いほど高値で売れる。多少高くとも、初物を買いたい者達は常に一定数存在するからだ。
「そうやって召喚獣にしかできない速達で運賃を受け取れば、その分の利益はまるまるフィルティング男爵領に落ちます。特産がなくとも、十分に税収が期待できるようになるでしょう」
そこまで説明したところで、側近のカノイが慌てたようにランシックに口を挟んでくる。
「し、しかし。他領からの仕入れに依存することには変わりないではありませんか」
「その通りです。が、考えてみてください。この事業がうまくいけば、ブライアーウッド王国内のほぼ全ての商品流通を、この領が取り仕切ることになるのです」
そういったランシックの説明に、男爵と側近が揃って絶句する。勢いに乗ったまま、ランシックは地図の一点を指さす。川の支流が枝分かれをし始める地点だ。
「この、川の源泉近く。この位置に、各地から仕入れた品を収める倉庫と、それを集計管理する施設を建造します。すると王国内の各地で、どの程度の品が仕入れられたか、どの品が今足りないか、その全てをそこで把握できるということになります」
その倉庫と施設のある場所が、卸売市のようになる。王国内全てを取り仕切る物流の中心地が、この領内に出来上がるわけだ。
集まるのは、品だけではない。各地の生産物の取れ高や動向などといった情報も、全てこの場所に集約されることになる。
モノと情報を、共に握る。そういった場所には、まず間違いなくあらゆる人物が集まる。各地の最新情報を仕入れたい生産者や開発者も、果てには領地の状況を視察したい王宮の密偵なども、ここを拠点にすることを考えるだろう。
さすればフィルティング男爵領が、一瞬にして国家の最重要拠点に早変わりする。
「……クライグ様。机上の空論には違いありませんが、一理はあります。条件付きで受け入れるか、きっぱり断るかすべきかと」
「そ、そうか。……ならば、却下だ。モンスターに荷運びさせる商人など、いるはずがなかろう。巧くいくとは思えぬ」
側近が静かに指摘。男爵もそれに乗っかる形で断りの言葉を入れる。
が、そこでキラリとランシックの目が光った。
「なるほど。では逆に、それを引き受ける商人が仮に存在するならば、認めて貰えるということですね?」
ランシックの静かな勢いに気圧された男爵は、言葉を詰まらせながら側近を見上げる。が、その側近カノイは俯いたままじっと考え込んでいた。
「いかかです? 領主様。貴方は今しがた、却下の理由を『そんな商人などいるはずがない』から、と仰っられましたね?」
「う……い、いや、その……」
側近カノイの指示でも待っているのだろうか、歯切れ悪く視線を泳がせる男爵。しかし、当のカノイは考え込むように沈黙するばかり。
ランシックはスッと目つきを変え、突然強く威圧するように男爵を睨み据えた。男爵の顔色が一気に悪くなる。
「……い、いいだろう! そんな商人が一人でも存在すると証明でもできれば、認めてやろうではないか!」
「クライグ様!?」
恐怖にでも押し負けたか、男爵がランシックの条件を認めてしまった。目を剥く側近だが、時すでに遅し。
にっこりと明るく笑ったランシックが、一枚の封書を懐から取り出した。
「言質は頂きましたよ。……レヴィラ、この書状をウォースという商人の方にお届けしてください」
「ただちに」
ランシックの傍らに控えたレヴィラが、それを恭しく受け取る。ウォースへの仕事の依頼状だ。
この状況を、ランシックは先読みしていた。だからこそ、わざと男爵らの目の前でウォースへの依頼状を出してみせたのだ。
効果は絶大だったようで、男爵はしてやられたと表情を歪めている。側近のカノイも、もはや静かに目を伏せるのみ。
(まずは、一歩前進。ウォース殿ならば、大丈夫でしょう)
ランシックらがこの領都へと訪れる道中、救った商人だ。
召喚師であるテオに助けられた彼は、召喚師の印象を見直している。そして、利に聡く機を逃さぬ優秀な商人だ。金と信用を同時に得られるであろうこの提案に、きっと乗ってくる。
一度それで利益を上げた商人が現れたとなれば、他の商人達も黙ってはいないだろう。利を得るためならば手段は選ばない、商人とはそういう生き物だ。特に、この国では。
(あとは頼みましたよ。テオ君、マナヤ君)
残りは、テオらがうまく荷運び業の実例を作ってくれかにかかっている。
ランシックは、窓の外を軽く仰いだ。




