おっぱいにはさまれて
「ところで、なんの本を読んだの」読まれてまずい本はそんなに……いや、結構あるなぁ。
「おねろりっていうやつ……表紙の子かわいいなって思って……」
ああ、よりによって一番まずいやつを。正しいタイトルは「おねロリ!〜現代に迷い込んだ吸血鬼〜」だ。私も表紙に書かれてるヒロインのロリっ子……吸血鬼のきゅうちゃんが可愛くてつい、衝動買いした。
百合物のラブコメかなぁ、と思っていたら結構ガッツリ《濡れ場》がある恋愛百合だったので赤面しながら読みふけった記憶がある。あの本ならいちゃいちゃという言葉はよくでてくるし、むしろいちゃいちゃばっかしている。私が持っている本の中でたぶん一番……えっちな描写が多い。ぎりぎり成人向けじゃないけれど。
「みこがしたい……いちゃいちゃ、していいよ」私はそう提案する。私からいちゃいちゃしたらそれはもう、大変なことになってしまうから。「おねロリ!」すら超える濡れ場になって、成人向けになってしまう。
「じゃあ、ぎゅって……していい? 」みこは私の首に手を回し、おねだりの上目遣いをする。
「もちろん。好きなだけ抱きついていいわよ」私はおねえさんの余裕を見せ、少し起き上がり両手を広げる。
「わぁい!」と喜びながらみこは胸に飛び込んでくる。むにゅう、と私のおっぱいがみこの顔をやさしく受け止める。
「ふかふか〜」みこは谷間にむかってすりすり、と頬擦りをする。そこから見える表情はにっこにっこでとっても幸せそうだ。
私は、両乳を横から手で押し、みこの顔を挟みこんであげた。
「わにゅ」可愛い声を漏らしながらみこは『 >)o(< 』みたいな表情をしていた。




