辺境伯家長男
はじめまして!!
下手くそですが見てくれたら嬉しいです!!
帝国歴293年
エリステア大陸
そこには5つの大国
10つの中堅国家
100以上の小国が大国同士や中堅国家の緩衝地帯として戦乱を巻き起こしていた
その大国の1つ
オステリア帝国では昨年292年の春に帝国の東部で起きた戦争で敗戦、その影響で国内は分裂
皇帝の権威は低下し、貴族各家の暴挙が止められずにいた
混乱に乗じて反乱を企てたり、他家を征服、攻撃する者も現れ
また今のうちに地位をあげようとする者も出てきた
そんな中決戦地の真反対の西に位置する「アークライト辺境伯家」に今年10歳を迎え帝都の学園に入学予定の長男ベル・アークライトがいた
帝国学園
貴族科や騎士科に加え使用人科や武術科、内政科に商業科など多種多様な科目に加え帝国最大の学園であり更にはほかの学園には存在しない制度が採用されていることで毎年多数の入学者希望者がいる
その制度と言うのは仮採用制
例えば騎士志望の生徒が皇家や大貴族などにその実力を認められれば学園と採用側(貴族や皇族)の調節で可能な範囲内でのみ
騎士として主君に仕えることができ、また給金なども本職の騎士ほどではないが一定量支給される。またそのうちの多くは卒業後はその主君に仕える
これは騎士に限らず商業科の生徒なら商人見習いや内政科なら管理職の補佐官など幅が広い
一般的に仮採用される生徒は貴族の子供から親に情報が行き採用されることが多い。そのためこの学園では貴族と平民などの身分は明確に区別されており貴族同士も縦の関係を意識するため上下関係が激しい
さらに貴族にとってはある意味学園に通う5年間は将来の自分の家の行く末が決まると言っても過言ではない役割を持っている
多くの貴族の子息はこの5年で学園に婚約者を1人または複数決める。まだ婚約者が決まっていない上級貴族は異性に取り囲まれるのが日常になる
(はあ…婚約者か…)
ベルは自分のベットで仰向けになりながら深く考えていた
(帝国六大貴族のうちのマードレット伯爵家が昨年の戦争で大敗し領地の大半を喪失、その権威は消滅しかけている
さらにアークライト家とプレシーズ家の二辺境伯家は同盟関係でそれ以外の三家であるオズワルド公爵家、エドアルド侯爵家、フォーノルド侯爵家は東部の戦争の影響で弱体化している
今や帝国内でアークライト家に匹敵する貴族は存在しない)
(僕は誰と結婚するんだろう…他国の有力者か…それとも家臣の娘か…)
これからも頑張っていきたいと思います!!