まとめ~過去話2~ キル、美江編
残りの人物の過去話を書いていきます。
それではどうぞ。
過去話を書いていきます。↓
○キル
俺はキル。殺し屋一家で生まれ、名前も「殺す」という意味である「kill」から取って、キル。だがその時の俺は優しい心を持っていた。だから成長しても、人を殺せずにいた。家族にはもちろん、殺し屋一家で育ったことから、周囲の人々にも軽蔑された。そしてしまいには暴力も振るわれ、体や顔あちこちに傷が出来、痣も出来た。そのことで俺は殺し屋として目が覚め、人を殺す前に最後に一目見ようと見た月は赤かった。すると体の中で力が湧いた気がした。俺はその力を使って、人を殺し回った。そして俺は覚醒した。
○美江
「ど……どうしてそんなことするの……?」
私はある男に向かって言う。私は交際していた男に実験台にされていた。
「すぐ終わるからね。大丈夫、君を殺したりはしない」
そう言って、彼は薬を作る。
「さあ、出来た。美江、飲むんだ。これが成功すればもう君は自由だ。実験台にはしない」
「い……嫌よ! 何が起こるか分からないもの……!!」
私は必死に抵抗した。
「飲むんだ……! 美江!!」
「あぐぐ……!」
私は無理矢理、薬を飲まされた。すると、急に体が熱くなり、息苦しくなってきた。
「あ……貴方……何を入れ……たの……!?」
「な……どうして……失敗……だと!?」
「うううああああ…………」
私は意識を失い、暴れ、彼を殺した。そして私は人間じゃなくなった。
ここまで読んで下さり、ありがとうございました。これにて完全に終了となります。
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それではまた他の小説でも御会い出来たら嬉しいです。
ではでは。