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(11)隣じゃないのね

【前回】

2週間後にせまるテストに向けて雨音と一緒に勉強する事になった晴太。

ついでにテストの点数で勝負することになった晴太。

早速勉強場所に向かう雨音を慌てて追いかける晴太。

晴太が連れてこられた場所は、なんと図書室だった。いや、別に驚くことではない。勉強と言えば図書室、図書室と言えば勉強だ。ただ、晴太はあまり図書室で勉強する事はなかったので新鮮だった。


「雨音は良く来るの?」


晴太は、テーブルの隅の方を目指して歩く雨音に尋ねた。


「初めてよ」

「初めてなの!?」


予想外の答えに晴太は思わず大きめの声を出してしまった。カウンターに座る図書委員の女子生徒が怪訝な顔でこちらを睨んでいたので晴太は慌てて頭を下げた。


「ここにしましょう」


雨音の声がした。見ると雨音は既に一番奥の椅子に腰掛けていた。晴太もその向かいの椅子に座る。


「隣じゃないのね」


雨音はまっすぐと晴太の目を見つめてそう言った。


「そう……ですね」

「まあいいわ」


一緒に勉強するというだけでこんなにも緊張している晴太に、雨音の隣に堂々と座れる日は当分来ないものと思われた。


ありがとうございます。


かなり短いですが場面の都合上ここで切らせていただきます。

あと、ジャンルをローファンタジーからヒューマンドラマに変更しました。『よくよく考えたら人と人との関わり合いってヒューマンドラマやん』ということで。。。

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