冷房と暖房の間
微妙な温度帯ってあるよね。
さて、災害はいつ起こるだろうか?
『冬の風物詩、大地震!やっぱこれがないと『冬』って感じがしない!』
『夏と言えばこれ!土砂崩れ!季語にもなってますよね!』
そんな訳ないわな。いつ起こるかわからんのが災害よ。
寒い時の災害は地獄だし、暑い時の災害も地獄。
寒い時は何と言っても気温が低い事が問題。そこにいるだけで体力が奪われていく。
防寒対策を、とも思うけども咄嗟に出来る事なんて限られているからなぁ……
とにかく胴体を守れ。襟を閉め、冷たい空気を服の中に入れないようにする事。マフラーなんかが良いかな。
汗をかかないようにする事。汗をかくと結局服が濡れる。その汗が冷えて体力を奪う。案外見落としがち。
そうそう、断熱シート的な物は家に一枚あると有効よ。
夜間の冷えは思っている以上に酷い。普段の生活だと何かしら火の気があって温まる機会があるけど、それが一切無いってのは恐ろしく寒い。布団入っても寒い。
アウトドア用品店あたりに行けば大抵あるのが銀色の断熱シート。あれを一枚挟むだけでグンと温かさが変わる。普段使いでもOKだ。そう言った店に行った事無いなら一度行ってみな。必ず参考になる。何せ、アウトドアってのは基本、生活を野外へ持ち込む行為だからな。
知り合いは車の中に布団持ち込んで寝泊まりしたそうだ。暖房つけられるからね。複数人いれば尚効率がよろしい。
ただし車は移動手段でもある。道路状況が不明だが、やはり車は便利だ。
ガソリンがいつ入れられるか分からない状況、車だけに頼るのは危険。
暑い時は暑いのが辛いけども、それより衛生的な問題の方がでかい。
食べ物などがすぐに腐敗する。腐敗は病気を呼ぶ。病気は病気を作っていく。
分かりやすく言うと、腐った食べ物を食べる⇒体内で悪玉菌や食中毒の菌が増殖⇒下痢をして外へ⇒下痢便から空気に乗って感染拡大。自分自身が細菌兵器になってしまう。
それから水分補給。何度でも言うが、水分がなくなると人間はすぐ死ぬ。
冷たい水を一気に飲むな。気持ちは分かるが、内臓が冷えて良い事はない。水を噛みながら、体温に馴染ませつつ飲むのがベター。
部屋などの空気の循環について考えておくのもいいだろう。暑い空気は上に行く。冷たい空気は下へ行く。上手く空気の通り道を作ってやれば風が起こる。そうした視点で自分の部屋を見てみるのも楽しいかもな。
春や秋はほどほどだから問題ないかって?
バカ言うな。
昼の日差しで汗をかき、夜の冷え込みで汗が冷える。この毎日だ。危険極まりない。
夜桜でも見に行ってごらんなさい。恐ろしく寒いだろう?
秋の夜長に散歩でもしてごらんなさい。恐ろしく寒いだろう?
まあ夜は火を起こして寒さに耐えよう。燃やせる物は大抵どこにでもある。田舎でも都会でも。火は~……おこせるように頑張ろう。マッチ、ライター、ルーペ……
暑さ対策、寒さ対策。普段と違う状況でどうやるのか、考えてみよう。
季節の変わり目にはアウトドア用品店へ。年に四回くらいなら、ちょいと足を延ばしてこれからの季節の被災対策を考えるのもありだろう?