ぞろあすたーはこう言った。
何とも無味乾燥な翻訳。本のタイトルより曲名の方が有名?
さて今回は、とても恐ろしい物であるが、それ無くしては人間は生きていけない不可思議な現象。
ファイアー。火だね。
食事の煮炊きはもちろん、お湯を沸かす、夜間の照明、暖房、乾燥など多くの意味があるわな。
特に東日本の時期は3月。雪がちらつく程の寒さだった。おまけに津波を被った人なんてのは衣服が濡れて体力を奪われ続ける。重たいし、体温が奪われるんだ。
この時期にびしょぬれになって外を歩いてごらん。大変さが分かる。風邪はひくなよ。
火はそう言う意味で多くの人の命を救った。
火をつけるにゃ、どんな手段があるか。ライター、マッチがあれば最高。レンズの集光や摩擦熱など、色んな手段はある事はある。しんどいけども。
実は火ってのは身近でありながら「起こした事がない」、「扱った事の少ない」もんなんだよね。現代社会は色んな物を切り離しちまって、自分で体験する機会はすっかり奪われちまった。つまみをひねりゃ程良い火が出る便利な時代。
どんな物を燃やせばいいのか、火起こしはどうやるのか。アウトドア好きやボーイスカウト経験者なら分かるかもだが、存外体験した人間は少ないんじゃないかい?
乾燥した物(草、紙)などを火種にして、空気を送り込みながら徐々に燃やす物を大きくしていく。組み上げて燃やすなら、火ってのは上昇気流を作る事も忘れちゃならない。空気の通り道を作ってやるんだ。紙なら酸素が通りやすいように、軽くくしゃくしゃにしてから燃やそう。重ねたまんまじゃ燃えないぜ。
生木は駄目。水分が多い物はホントに燃えない。煙(水蒸気)が凄い。酷い目に遭うので注意。
それともちろん放火は重罪だ。重犯罪だ。勝手に燃やしちゃあかんで。
本人が意識して無くても火の粉が飛び散ってうっかり燃え広がる事もあるので、周囲に燃えやすい物がないよう掃除して、十分なスペースを確保するよう気を配ろう。
火は人から色んな物を奪う。一方で、人に色んな物を与える。たまにゃ火を眺めながらぼ~っとしてみちゃどうだい?
ゾロアスター=ツァラトゥストラ。ゾロアスター教=拝火教。火を神聖とする宗教すな。これもまた面白いけど、別なお話。
実際屋外で火を見ているってすごく良い。具体的にどうとは言えないけども、ぼ~っと出来て良い。最近はできる場所も少ないけども。