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日常劇場  作者: 意気消沈
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少年よとにかく頑張れ

テスト勉強というものは何故こんなにもめんどくさいのだろうか。帰り道などで今日はどうしようかなと考えているときはやる気はあるのに、机についた瞬間やる気がなくなってしまう。机に何か力でもあるんじゃないかと思ってしまう。

そして今ぼくはその状況に立たされている。まあぼくの場合元からやる気もなかったのだから関係ないんだけどね。よく俺やる気出してなかったから〜という奴がいる。いや、知ってるよとぼくは言いたくなってしまう。ぼくの自論では、やる気と根気さへあればなんでもできるのではないだろうかと思ってしまう。ぼく自身あるものさへあればなんでもできるのである。あるものというのは物欲である。そうあの3大欲求の一つの物欲である。もので頑張るのは違うんじゃないかといってくる人もいるだろう。しかし、人は何故働くかというと大抵の人は金のためだと言うであろうと思う。しかるに物欲で頑張ることはおかしくないはずだとぼくは思う。まあ勝手にぼくが言っているだけのことなので否定する人は軽く受け流してほしい。要するに今回はものをもらう約束を母親としていないので今日はもう寝るのである。そしてその理由が欲しかっただけである。長々とスンマセンでした。



今日もいつも通り登校している。ぼくの通っている学校は家からバスで15分である。一般で言う地元の高校というやつである。なので同じ小学校のやつがほとんど大半である。因みに同じ中学のやつは1人もいない。何故かというとぼくは別の中学校で私立を行っていた。その私立の中学校は高校とも繋がっているのだが、高校に上がれなかったのだ。普通はエスカレーターで高校に上がれるのだが、ある程度の学力がないと上がれない要するに内申点が足りなかったのだぼくだけ。ので、10月頃から担任に高校を受けろと言われてしまったのだ。そのときは人生で3番目ぐらいにびっくりしてしまった。(それ以上もあるが言いたくない。)そうしてぼくはこの尾長高校という学校に登校しているのだ。同じ中学のやつが1人もいないというのは辛いものだ。そう高校で浮きまくりなのである。というか友達がいない。一応同じ小学校なのだが小学校の頃から控えめだったのでまずみんなぼくを知っているのかさへ不安である。と、いつの間にか学校に一番近いバス停要するにぼくの降りるバス停に着いていた。あ〜あ学校に着いてしまったよ。 そういえばみんななんで教科書なんて読んでるんだろう。まあいいさあ学校へ行こうじゃないか‼︎

このバス停から学校まで5分ぐらい歩かなければならない。ぼくはいつもこの5分をどう使おうか悩んでしまう。5分というのは意外と長いものなんだ。スマホもいじれんし、喋る人もいないし、歩かんといけんしだるい。こうして考えているといきなり背中を叩かれた。えっ、なに超痛い。誰だよこんなことやったのはお前の母ちゃんの悪口言ってやるぞと思い、そいつを睨んだ。

「よっ!大宮!おはよっ!」

とやたら!(エクスクラメーションマーク)ばかり使ってくる、私リア充ですっていう感じの茶髪の女が話しかけてきた。

「あー…おはようございます。」

とまあ適当にいつも通りに言った。

「どした?今日元気ないじゃん、あっそっか!勉強してたんだんだね。流石前回1位だね〜」

そう実は前回1位なんです…それは図書券1万円分もらえるからだったりする。ぼくはそのために頑張り898/900点を取ってしまったのだ。そのこともあり、ぼくはクラスで浮いてしまったのだ。元1位の奴にも絡まれて散々だった。

「そうだねー」

と、そういえば今日テストだったな〜という感じで言った。

「いやあんたの部屋の電気10時には消えてたし笑、実は余裕なんでしょ」

な…なに、ば…ばれていたか…

「ていうかぼくの部屋見るなよな」

まあ家が隣なんで仕方ないんですけどね。こいつとは長い付き合いで一般で言う幼馴染という奴だ。ぼくと話してくれる人の1人である。

「べっ…別にいいじゃない…ただ目に入っただけなの!」

となぜか怒られてしまった。まったくこの頃の若者はすぐ怒るから嫌だよ。怖くて家から出たくないというか学校行きたくない…

「まあいいけどね、そういうお前は頑張ってたんだな」

確かこいつ成績は良かったはずだ。リア充で頭もいいとか最強じゃねーか。

「えっ、あっ、うんそう…」

「おっはよー美紗子一緒に行こっ」

とリア充っぽい人2号が来た。名倉は抑えめのリア充だが、こいつは派手派手である。

「えっ、あっ、うん行こっ」

と何故かちょっと困った風に言った。そうだぞあんまりぼくと話していると変な目で見られるぞ!すると、案の定

「なんで、あんな奴と話してたの?」

とまあ結構近くにいるのにズケズケと言っている。

「えーまあ家近いし、一応同じクラスだしねー」

とまあ一応同じクラスのぼくと話していた理由を無難に答えた。

「ふ〜ん、美紗子って優しいんだね。それより昨日のあれ見たー?」

「ああ〜、見た見た!おもしろかったよね〜。」

なんで、こいつらあれでわかるのすげーな。

とまあそんなことがあったらいつの間にか学校には着いていた。今日は早く感じたな、あいつらのおかげ…いや、あいつらのおかげでもないなうんそうだ。ぼくは上履きに履き替え、1-2の教室に入り一番前の窓際の席に座る。隣ではすごい勢いで勉強している奴がいる。カリカリうるせえなと思い見ると目が合ってしまった。

「あっ、おはよう大宮くん今日も眠たそうな顔だね。もしかしてのもしかしてそんなに遅くまで勉強していたのかね?だがしかし、今回はこの私が1位をとりますよ!」

とうるさい声で言った。因みすっごくうるさい。

「今日も元気そうだな箱庭」

昨日もこの流れだった気がする。

「私のことは奏って呼んでって言ってるだろう。」

これも昨日の流れだ。

「ばっ…馬鹿野郎そっ…そんなこと言うわけないだろ。」

これも昨日の流れだ。

「…」

これも昨日と同じ流れだ。箱庭はまたカリカリと勉強している。

「おーい、ホームルーム始めるぞ!」

と担任が来た。いつも通り担任の話を華麗にスルーしたと思ったが、最後に昨日と一緒で

「大宮は放課後、残るように。」

と言った。

またか…めんどくせーな。

「大宮くん君は何故この頃よく呼ばれているのかね。」

と箱庭が勉強しながら言ってきた。

「まあその色々あんだよ。」

こいつに今言う必要もないのでごまかした。そういうと箱庭はまた勉強をやり始めた。さあテストか〜今日はなにをお絵描きしようかな〜



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