至高はjc2
学校に戻り緋音と別れて男子の寝る部屋——多目的室に戻ると部屋の中にいた男子が鋭い視線でこっちを見てきた。
そんなことはどうでもいい。悠斗はどこだ?首元を引っ掻いてやる。
そう思っていたが男子から声を浴びせられ自分の危機的状況に気付かされた。
『おい九条!まさかお前藤宮さんにまで手をだすつもりじゃないだろうな?』『梨乃ちゃんや七野さんをお前に取られていて俺達には知佳ちゃんぐらいしか残ってなかったのに!』『俺らのオアシスを奪うつもりか!』
「まぁまぁみんな落ち着けって。雪人にも話させてやれよ」
騒がしくなった部屋は悠斗のお陰で静かになった。
「話すって、何を?」
藤宮と言ったら今日ちょっと話したくらいなんだけど…
「えっとな、とりあえずあった事を話すとだな————」
「えっと…クラス内カップルの女子の方が、今教室で藤宮と俺RINEしてるって話題で盛り上がってるという旨を男子の方に伝えて、それで童貞達が荒ぶっていると?」
「あぁ全くその通りだ童貞野郎」
「ふっ…いつから俺が童貞だと錯覚していた」
「残念だが二次元とヤったとしても童貞は卒業できない」
何を言ってるんだこいつは?この前俺は葵ルートを完全攻略全シーン集めたし葵とS〇Xだってした。もう卒業したに決まってるだろ。
「お前のその破茶滅茶な理論は置いといて、なんで俺がRINEをしただけでこんなに言われるんだ?しかもただのお礼だぞ?」
「俺の理論が破茶滅茶だと?まぁいい…藤宮はこのクラスで人気の高い女子だ。理由はまぁ…言わないでいいか。んでお前も人気が高い男子だ、これはそろそろ自覚しろ。だからそんな男女が仲良くなると下っ端の俺達は何も出来なくなって惨めになる、というのが男子の意見だった訳だがただの礼となるとなんかつまんねぇな」
「つまんないって勝手に盛り上がっといてひどい言い様だなしばくぞ。それより藤宮の人気の理由はなんだ?」
悠斗が言わなくてもいいと判断したのか、伏せたところを聞く。
だって気になったから。
すると悠斗の後ろに控えていた男子達が次々と口に出す。
『あんなロリっ子いたら誰でも好きになるだろ!』『かわいい顔。低い身長。それに見合った声。しかしどこか大人びた性格。大人を目指してる小学生みたいで守ってあげたい』『この前膝を擦りむいてた時絆創膏をくれた心優しい少女を好きにならない理由はない』『見てたら興奮するだろ!』『それだ!』『理由なんかいらねぇ!見たら興奮、本当にそれだけだ!』『小学生、バンザーイ!』
こいつらはもう駄目かもしれない…
そう悠斗が思った時だった。
「お前ら…本気で言ってるのか?」
さすがの雪人でもこれは引くか。まぁさすがにちょっとキモいわな。
雪人の声に男子が次々と肯定する。
「はぁ…よく考えてみろ。小学生とだなんて犯罪だぞ」
『それは…』
「それにだ、小学生だと少し罪悪感がないか?」
『それも確かに…』
「年の差が離れるにつれてどんどん罪悪感が増してくる。これはもう言わなくてもわかるだろう。だったらどうすればいいか、教えて欲しいか?」
いつの間にか静かに雪人の声に耳を傾けていた男子が頷く。
「よしわかった。じゃあ目を閉じて想像して見てくれ、小学生と付き合っている自分を。身長差も激しくてあまり自分たちの関係を理解してい無さそうな無垢な顔。お前達はそんな子に手を出せるのか?」
そう言うと男子は顔をしかめたり首を横に振ったりする。
「次は中学1年生を考えてみてくれ。まだ小学生の気が抜けていないけど少し成長したかなと思えなくもない体つき。でもやはり小学校を卒業したばかりで幼さがにじみ出ている女の子。お前達はそんな子を汚すことに何の恥じらいも覚えないのか?」
また男子はさっきと同じ反応をする。
「次に中学3年生を考えてみてくれ。小学校を卒業して3年目、心も体もだいぶ大人びて成長の止まる女子だって出てくる。高校生に憧れて少し背伸びをするがまだ届かない、でも高校生になるために受験勉強をしている、そんな女の子に手を出せるのか?」
男子の顔がどんどん泣き顔になっていく。それはもう酷いくらいに。
「まぁそう泣くな。これが最後だ。中学2年生を考えてみてくれ。小学校卒業から1年経って小学生気分はもう抜けてしまって、でもまだ高校生には程遠く背伸びしても届かないから無茶な背伸びもしない。自分たちのありのままの姿を最大限に引き出そうとしている女の子。でも上手く出せなくて困っている女の子。お前達はそんな子を助けてあげたいと思わないか?」
『………』
「困っている女子中学2年生をお前達は放っておけるのか!?」
『…無理だ』
「育ちかけの胸を触りたくないのか?」
『触りたい…!』
「揉んで自分好みの大きさにまで成長させてあげたいと思わないのか!?」
『揉んで…あげたい!大きくしてあげたい!』
「小学生との行為なんていう背徳感に溢れたものよりも中学生という比較的年齢も近くてしっかりと成長した女の子と行為したいだろ?」
『あぁ!』
「だったらもう俺が言わなくても分かるよな。1番俺達が好きになるべき学年は…」
『『『中学2年生!!!』』』
「そもそも中学2年生は中二病っていうのがあるくらいに世間にも中学2年生のことを馬鹿にしつつも崇めている言葉があるんだ。そんな言葉の発祥を無下にしていいものか?いや、ない!そうだろ!?」
『うおおおおおおお!』『九条神!』『九条は俺らの敵じゃない!敵がこんな尊い考えを俺らに教えてくれるはずがない!』『九条神!九条神!九条神!』
雪人は満更でもなさそうな表情をしている。
はぁ…途中から内容もわからないし結論もわからないし日本語もなんかおかしいしもうついていけねぇわ。雪人が中二好きということは知ってたけどまさかそれを布教するまでとはな。でもまぁこれで男子の怒りが収まったようだし、良くはないけど良しとするか。
文化祭2日目の夜です
次から3日目に入ります!
今回は短いですが次からはまた元通りになるのでよろしくおねがいします!




