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24.使い魔さんは乱入される


「はっちゃけとるのう」


 ダンジョン内の我の自室。

 そこからダンジョンの外を見る用の異世界のどろーん、とかいうやつに撮影させ、モニターに投影された暴れるヘルガの姿をお菓子を食べながら眺めていた我は呟いた。

 異世界凄いのじゃ。

 まさか魔法も使わずに空を飛んだりできるとはな。恐るべし。

 モニターに映るヘルガは嬉々として剣を振り回し、更には魔法を乱射しておる。

 狭い場所なら武器を振り回したり、大規模な魔法が使いにくいからゴブリンやスケルトンにも苦戦していたヘルガではあったが広い外ならそんな事を一切気にすることがないためか無双しておる。


「あのクマ、タマも謎じゃな」


 違うモニターを見れば籠を背負ったタマが見るたびに違う武器を使いながらゴブリンやスケルトンを蹴散らしておった。

 あの籠、どうなっとるんじゃ?

 明らかに籠よりデカいハンマーとか取り出しておるんじゃが……

 クマの手を器用に使い、握ったハンマーを横凪に振るう。


『くまぁ!』


 ぶつかったゴブリンが凄まじい勢いでひき肉になりながら吹き飛び、飛んでいったひき肉がぶつかったゴブリンがさらに吹き飛ぶ。

 そんな光景を見たゴブリンが木の後ろに隠れたりしているようじゃがタマが繰り出したハンマーは木など存在しないように木とゴブリンを纏めてぶっ飛ばした。

 またひき肉が出来上がりよった。怖!

 じゃが、タマの力に耐えれないのはゴブリンやスケルトンだけではないらしく武器もすぐ壊れておる。だがタマの奴は武器が壊れると籠から新しい武器を出す、もしくは落ちているゴブリンが使っていた武器を使い戦い続けておった。戦闘狂すぎる。


 ヘルガ同様に武器を振り回して血を撒き散らしておるタマは本当にクマかと疑うくらいの暴れっぷりじゃ。


「この分なら一時間くらいあれば数は減るじゃろうな」


 街を滅ぼす規模のダンジョン災害(ハザード)から村を滅ぼす規模には下がるじゃろうな。

 まあ、それでも災害(ハザード)なのは変わらんのじゃが。

 これからは特に代わり映えるせんのが映るのかと思っておったモニターの端の方に何か光ったように見えた。


「なんじゃ?」


 興味を持ったのでそのモニターを注目しておるとモニターが真っ白に染まり、部屋に設置されておるスピーカーからとんでもない爆音が鳴り響いた。


「ぬぉぁぁぁぁぁぁ⁉︎ 耳がぁぁぁぁぁぁ!」


 あまりの爆音に物理的ダメージを受けた我は座っていた椅子から落下。さらには耳を押さえて床を転がりのたうち回った。

 お、音って大きすぎるとダメージを受けるんじゃな。我初めて知ったぞ。頭痛い。

 よろよろと体を揺らし頭を押さえながらも立ち上がった我はモニターを見て驚いた。


「殲滅魔法でも使ったのか?」


 モニターを埋め尽くす程映っていたゴブリンやスケルトンが爆音と閃光によって我にダメージを与えている間にかなりの数を減らしておった。


「ヘルガではないしのう」


 他のモニターに映るヘルガは剣と魔法でばったばったとモンスターを討伐しておる。じゃがヘルガの使う魔法は火と土じゃからあんな爆音と閃光を放つような魔法は打てんはずじゃ。

 タマの奴は…… 魔法なんて知らなそうなくらいに近接しかしとらんな。

 となるとなんか凄い魔法使いとかがいたのか?


『モンスター共! この勇者、ソラ様の経験値にしてやるぜ!』


 我がそんなことを考えているとモニターにボロボロの装備を纏った一団が目に入ってきたのだった。

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[一言] おお、勇者が。
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