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第一章 『記録開始』


 二一○○年 〇月 〇日

 今日からこの屋敷で過ごす事になった。

 スーパーもコンビニも近くに無いので不便な事この上ない。 もちろん、セキュリティ上の観点から日にちは記録できないが、この時間のない空間では唯一の相棒だ。

 結局人間はデジタルよりアナログの方が最終的には落ち着くものだね。

 


 〇月 〇日

 南さんと屋敷の横にある湖畔で釣りをした。

 けっこう釣れたよ。


 〇月 〇日

 変な夢を見た。 湖畔から少女が泳いできて陸に上がり、屋敷の前で変な森の妖精みたいな奴らを呼ぶ夢だった。 ちょっと疲れてるのかな?


 〇月 〇日

 CATから体調が悪いと言われた。 なんでもお見通しだ。

 仕方がないから今日は休んで過ごす。 夜は昔から好きなホラーゲームをプレイした。


 〇月 〇日

まずい、南さんがドアに取り込まれた。 おまけに屋敷から出られなくなった。

 明日、伊集院さんがサルベージに向かう事になる。 成功してくれ。


 〇月 〇日

 ヤバい。 ヤバい。 伊集院さんも取り込まれた。 屋敷からも出られない。 外への連絡も絶たれている。 怖い。 怖い。 どうしよう。


 〇月 〇日

 もう時間がない。 屋敷が飲まれる前に制御しなくてはいけない。

 ああ、なんでこんな日記に書いてしまったんだ。

 とにかく、これを見てる人、助けて。 ドアを開けてほしい。



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