そして神は人になる

【神の道具として生まれたのならば、その使命を果たさなければならない。たとえ人として生きる事が許されなくても——】

神の代弁者が人々を統治する国・シャムスペイ。神格者として生まれたエクゼクトルは、罪を犯したものを裁く事を使命としていた。しかし人々を処刑していくうちに、心臓のあたりに澱が溜まっていく。これはなんなのか。戸惑うエクゼクトルにパートナーであるカタグラフィーが寄り添う。しかしその姿は神格者に相応しくないと判断され、カタグラフィーは“処分”される事となった。そしてその処分を担当する事になったのは他でもないエクゼクトル。神の道具として使命を果たし、パートナーであるカタグラフィーを処分する。エクゼクトルは刃を振り下ろした——。