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色仕掛けで寄って来る女に俺は興味がない!

作者: 七瀬








先ず、女は何故? 男が色仕掛けの女に弱いと思い込んでいるのか?

男の中には、“色仕掛けの女が嫌いな男もいる!”

それをこの女は、何もわかちゃいない!




以前も、友達に呼ばれた“飲み会”で俺に近づいてきた女がその色仕掛け

の女で、やたらと肌が露骨に見える服を着ていた。

俺はこういう女が一番嫌いだ!

何故? この女が俺の横についたのか未だに疑問で仕方がない!

でも女は、俺を上目遣いで見ながら甘い声で俺に話してくる。



『伊藤さんって、なんのお酒が好きなんですか?』

『・・・お、俺? 俺は生ビールしか飲まないよ。』

『なんか大人ですね!』

『そう、』

『私はカクテルみたいなのしか飲めないから。』





なんのアピールなのか? カクテルしか飲めないならジュースでも

飲んでおけばいいモノを、いやまてよ? この女は酒に強いじゃないか!

だからあまり酒が飲めないアピールを俺にしてくるのだろう。

普段、女友達ばかりの時はきっとテキーラとか強い酒を飲んでも顔色一つ

変えやしないアル中女に違いない!

ただ男が居るだけで都合のいい! “お酒弱いんですアピールをする女!”

そんな事も一つ一つ分かってくるものだ。

この女の男を落とすやり口なのだろうが俺は絶対に引っかからないぞ!




『わーあ! お酒に酔っちゃった。』

『じゃあ、もう帰ったら?』

『伊藤さん、送ってくださいよ。』

『ごめん、俺はこの後、行く所があるから!』

『えぇ!? 何処に行くんですか? 私も一緒に行っていいですか?』

『“ダメだよ! 彼女の所だから!”』

『ゲッ!? 彼女居たんですか、じゃあ、もういいです!』

『あぁ、そう! じゃあね!』

『もぉー何よ! 彼女居るなんて聞いてなかったわ!』

『・・・・・・』





俺に彼女なんか、居る訳ない!

めんどくさいから、こうでも言わないとこの女が俺の事を諦めて

くれないと思ったから、“最後の切り札を出しただけ!”

男もしつこい奴は居るけど? 女も諦めの悪い奴が居るんだよね。






・・・ただたまに思うのは? “飲み屋の姉ちゃん”じゃないんだから

色仕掛けで寄って来ないでほしい!

もし? 色仕掛けの女性と俺が飲みたいなら、“そういうお店に行くわ!”

ただの飲み会で、あんな風に寄って来られても困るんだよな。

“男が皆、あんな女が好きと思ったら大間違いだ!”

俺は完全にあんな女は苦手だし、彼女になんか絶対にしないよ。

生脚で胸元チラチラ見えそうな服着て、そういう女が好きそうな男狙い

なら絶対に、100発100中で落ちるんだろう。

でもなんで俺なんだよ!

もう一回言っておくが! 俺はそういう女が嫌いなんだ!











 *









・・・でもその数日後、またしても友達に呼ばれた飲み会。

まさかな!? また前の女と似たような女が俺に近づいて来たんだ!



『伊藤さんって? 今、好きな女性ひととか居るんですか?』

『えぇ!? い、いや、居ないよ。』

『“ワタシとかどうですか?”』

『・・・はぁ、うーん? どうかな?』

『ワタシは、伊藤さんみたいな男性タイプだな~』

『あぁ、そうなんだ、』

『そうなんですよ!』






俺の隣に座る女は、いつもこんな女ばかりだ!

何故なのだろう? この疑問は、俺はいつまでも解けないでいる。


最後までお読みいただきありがとうございます。

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