表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
俺の幼馴染みは、2人きりの時だけデレが凄い  作者: 亜人
2章 5月 始まりの序章
37/38

お見舞い

 投稿がかなり遅れてしまって申し訳ありません!


 少しずつですが、またゆっくり投稿していきますので、楽しみにしてていただくと嬉しいです


 「せ、先輩...アーン...です」


 「創太君!口を開けなさい!」


 「創太先輩!勿論私のを食べますよね?はい、アーン」


 左から未亜→恋花→氷と並び、

左からモモ→リンゴ→メロンとフォークに刺して俺の口に入れようとしてきている。


 「「「どれを食べるんですか⁉︎」」」


あーなんでこうなった....



 後輩である未亜の相談に乗る為に一緒に帰っていた時だ。未亜が幸せそうだったからつい油断していた。


 「キャッ‼︎」

 

 階段がある事に気づかず未亜が落ちそうになっていた。


 「危ない!」


 俺はとっさに未亜の腕を掴み抱き寄せようとする。しかし、とっさに前に出た事で勢いが止まらず未亜を抱えたまま階段を転げ落ちてしまった。


 未亜は、俺の腕の中に居たので大した怪我もなくるんだようだった。


 だが、


 「先輩!先輩!大丈夫ですか!先輩!きゅっ、救急車!先ぱ....」


 意識が遠のく。途中、後輩が俺を呼ぶ声や救急車の音が薄らと聞こえたが、頭の中がボーッとしていた反応できなかった。




 気がつき、目を開けると真っ白な天井が見えた一体何時間寝ていたのだろうか....外は真っ暗になっていた。


 どうやら俺はベットに寝ていたらしい。


 左側を見ると椅子に座りながら俺の腕を枕にした未亜が寝ていた。どうやらずっといたらしく、制服のままだ。


 右側には、恋花が椅子に座ってウトウトしている。心配してくれたのだろう


 よく見ると右側の壁に時計がある。


 「9時...2..6分....」


 俺が未亜と帰っていた時間が7時前ぐらいだから2時間30分ぐらい寝ていたのかもしれない。


 俺の声に右側でウトウトしていた恋花が目を覚ます。


 「ふぇ...あっ!創太!起きてくれたーーーー‼︎」


 起きた一瞬変な声と可愛い寝起きの顔になったが、直ぐに俺に気付き話しかけて来てくれた。


 「創太ーー!心配したんだよー!電話があった時は、どうしようかと...」


 心配を掛けて申し訳ない気持ちとそこまで心配してくれて嬉しい気持ちがぶつかりあった。


 「こめん、心配かけちゃって」


 「特別に許してあげるよ♡」


 俺と恋花は、見つめ合う。


 「ん〜‼︎」


 ビクッ‼︎‼︎‼︎


 俺と恋花の声で未亜が目を覚ます。急だったのでびっくりしてしまった。


 「あ...せ、先輩....ごめんなさい!私のせいで!」


 どうやら責任を感じているらしい。まぁ、仕方ない。


 「謝らなくて大丈夫だよ。それより未亜は、怪我ない?」


 「はい!先輩のおかげで...」


 未亜は、震えた声で答えてくれた。良かった怪我してなくて...


 「未亜...これからは気をつける事!いいね?」


 「ひゃい!本当...本当にごめんなさい‼︎」


 かなり反省してる様だ。しかし、本当に良かった。もし、未亜が落ちていたら大惨事だった。


 「創太階段から落ちて頭も少し打っててずっと寝てて、見てるこっちは、本当...怖かったんだから」


 左手を使い頭を触る、包帯の様な物でグルグル巻きになっていた。それだけじゃない、右腕にも包帯がある。


 「右腕...骨折?」


 「はい。落ちた時の衝撃で....」


 別に命に別状は、ないので良かったと考えるべきだろう。





           翌日


 「先輩‼︎せーーーんーぱーーーーい!!!!!!!!!!!!」


 どこから聞きつけたのか氷が俺のお見舞いに来てくれた。


 「大丈夫!明日には、退院するぐらいだから!だから、は、な、れ、て〜」


 「氷さん!怪我人なんですよ、離れなさい!」


 「美人が2人も!先輩って....モテる人?」


 氷だけでなく、昨日に引き続き恋花と未亜もお見舞いに来てくれた。


 氷は、なんで俺が怪我したと分かったのか気になる。....超能力?監視?ストーカー?はっ!GPS⁉︎


 「愛の力です!ふふーん!」


 成る程!....え?


 「それより〜先輩!メロンを持ってきたので、食べてくださいな♡!」


 「メロン!そんな良い物をありがとう‼︎」


 「せ、先輩!私は、モモを」


 「モモか〜いいね〜」


 「創太君!私からは、リンゴをあげるわ」


 「リンゴ!美味しそうだ〜」


 みんな俺の為にフルーツを買ってくれていたらしい。どれも食欲をそそらせる。


 ザクッ‼︎ シャクッ‼︎ シュッ‼︎


 ん?


 「せ、先輩...アーン...です」


 「創太君!口を開けなさい!」


 「創太先輩!勿論私のを食べますよね?はい、アーン」


 真横でそれぞれフルーツを一口サイズに切り、フォークで刺し、俺に食べさせようとしてきた。


 はい!最初のシーンである!


 「「「どれを食べるんですか⁉︎」」」


 

 「.....左手使えるんで、1人で食べられます」


 

 〜氷の愛の力〜


 家で勉強中


 ピキンッ‼︎‼︎


 「せ、先輩に.....何かが....」


 事故にあったとするなら....


 時間を見ると7時ごろだった。

ここらへんから1番近いのは、〇〇病院。


 「......」


 携帯を出し、電話をする。


 「私....今日の7時ぐらいに〇〇病院に運ばれた人に、秋瀬 創太って人が居ないか調べてもらえる?」

 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ