モテ期到来!
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今日は、放課後いつも通り部活に行った。
秋瀬 創太今日も部活頑張ります!
今日の練習は、
体操とストレッチ → シュート練習 → 8分完走 → 筋トレ → 試合
の順で行った。まぁ、いつもとそこまで変わらないメニューである。バスケは、かなり体力を使うので体力系の練習は、かなり多めだ。
今日もいつもと同じ練習を通り、気づけば試合をして終了する時間になっていた。
俺はこのバスケの練習が好きだと言うこともあって、時間が経つのもかなり早く感じた。
最後の試合は、体力作りの練習も入っているので、本番の試合より少し長めの10分(※本番の試合では、1ゲーム8分)という事にしている。
今気づいたが、なんだか今日は、いつもより練習を見に来る女子が多い様な...
我らがバスケ部には、全学年合わせて20人ちょっと部員が居る。
確かに裕也とかカッコいいし、俺らの先輩もカッコいい人いるけど、こんなに女子が来る事あるか?20人ぐらい来てるぞ!
「な、なぁ、裕也!なんで、今日は、こんなに女子が見に来てるんだ?」
「さぁ?誰かに聞いてみようか?」
裕也は、俺から「ああ」と返事を聞くと女子が集まってる所に歩いて行った。
「麻衣ー‼︎ちょっといいか?」
裕也は、どうやら麻衣を探しているらしい。
するとひょっこりと女子の中から麻衣が出てきた。
「裕也ー!ここだよー!」
「居た居た、探したぞ!」
「ごめんごめん!ここまで人が多いとさ、えへへ」
麻衣は、裕也に頭を撫でられて嬉しそうに、している。
「あー、その件なんだけどよ。なんで、今日は、こんな集まるんだ?」
「あーー、多分だけど....コショコショ」
「ほうほう、ありがとな」
5分ぐらいで会話を終え、裕也が戻って来た。なんだか少しニヤニヤとニヤけている
一体どんな情報を持って来たのやら..,
期待して待っていると裕也は、ニヤニヤを絶やさないまま俺に教えてくれた。
「最近よ、後輩女子の中でカッコいいって人気の奴がいるらしく、そいつが我らがバスケ部の中にいるらしい。」
成る程。確かに来てる女子を見ると後輩がほとんどだ。
「で、誰なのそのモテ期クソッタレ野郎わ」
裕也のニヤニヤは、未だに変わって居ない。いや、次は、少しクスクス 笑っているか?そんなにおかしいのか?
裕也は、その笑いをなんとか抑えて教えてくれた。
「モテ期が来たクソッタレ野郎は、お前だってよ!創太!」
「え?」
え?俺?俺がモテ期?女子にモテてる!うー
「やったーーーーーーーー!」
ここまで嬉しい事があるだろうか!この俺、秋瀬 創太!生まれて初めてのモテ期!よしよし!よーーーし!
シュッシュッっとガッツポーズを何回も作る
そんな事をしていると
「おーい、創太!裕也!そろそろ試合始まるぞ!」
部活の先輩から声をかけられてしまった。
俺と裕也は、部活に戻った。裕也のニヤニヤは、消え練習の時の本気の顔に。俺は、嬉しさが溢れニヤニヤ顔に そして、試合が始まった。
試合が始まりボールを取った相手チームが一斉に走り出す。
スリーポイントラインでボールのパス回しが始まる。油断をすれば、シュートをされる時に対応が遅れる。ディフェンスとはいえ、集中する。
ボールを持ってない人が上のスリーポイントラインに立っているボールマンのディフェンスに向かって走って行った。手で合図を送っている。
この感じは、『スクリーン』だ!
※スクリーン 簡単に言うとボールマンのディ
フェンスを罠の様なに掛けて止め
止めること
俺は、『スクリーン』が来る事を察知し、ボールマンのディフェンスに「左スクリーン‼︎」と声を大きく出し教えて、直ぐに対応できるように少し後ろに下がる。
察知した通りスクリーンをし、シュートをしようとこちらに走ってくる。
(これならいける!)
俺は、早めに後ろに下がって居たので走って来るボールマンの前に立ち向かい
「フッ‼︎」
ボールマンを止める為俺は、ボールマンのボールをかっとした。上手く成功し、相手からボールを奪う事に成功した。
「よし、裕也パス!」
「んっ!速攻!」
俺からのパスを受け取った裕也は、仲間に速攻で攻める事を伝え走り出す
仲間で上手く前にパスを投げ速攻で走って居た俺にボールが来る。
(よし、このままシュートを!)
全力で走りゴールにボールを入れた。それと同時に見ていた女子達が「キャー」っと声をあげる。どうやら創太のモテ期は、本当みたいだ。
(やっべー!こりゃ、いいぜ!よっしゃ)
俺は今回の練習試合をいつもの2.5倍ぐらい出して全力で行った。そのおかげでシュートが入り、再び歓声があがる、この繰り返しで何だかすごく気分が良かった。
ピーーーーー!
試合終了の音が鳴った。
部活も終了し、皆で終わりの挨拶をした後、各自それぞれ帰り始める。
見ていた女子も皆帰り始めて居た。
俺も恋花と一緒に帰ろうかと思い荷物を持ち上げたその時だった。
後ろから肩を掴まれた。しかもかなりの力で
「痛い痛い!痛いー!」
俺はあまりの痛さにその肩を掴んだ手を振り落とした。
「何を...え?恋花?」
そこに居たのは恋花だった。しかし、いつもの恋花とオーラが違う。こう、まがまがしいというか何やらやばいオーラだった。
「あのー恋花さん?何か怒ってらっしゃる?」
「創太...最近創太が...モテてるって話ししたよね?...なのに...私にも見せてくれないニヤ...ニヤして、..した顔で....」
これは、やばい!何だか目が光ってる気もする。なんとかこの危機を脱しないと!
「い、いや、これはだなそのーえー、あっ、そう別に観戦してた女子とは、関係なくだな、今日は、調子がいいからニヤニヤしただけでな!だから...」
そんな時だった。横から俺に飛び乗って来たやつが居た。
「せーーーーんぱーい!」ギュー
くっついて来たのは一つ下の後輩の氷だった。
「先輩は、私の物ですよね?何であんなに他の女子の誘惑に負けてるのですか?服従しますか?いえ、服従しないといけませんね!いや、もう既に服従してますよね!もう、結婚しましょ!子供欲しいです!」
いや、怖い
どうやら、2人とも俺の試合を、見て居たらしい。
「....帰ろうよ」
俺は2人に色々言われながらも家に帰った。




