表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
俺の幼馴染みは、2人きりの時だけデレが凄い  作者: 亜人
2章 5月 始まりの序章
31/38

モテ期到来!

 更新速度が遅くて申し訳ありません。

 今日は、放課後いつも通り部活に行った。

 秋瀬(アキセ) 創太(ソウタ)今日も部活頑張ります!


 今日の練習は、


 体操とストレッチ → シュート練習 → 8分完走 → 筋トレ → 試合


 の順で行った。まぁ、いつもとそこまで変わらないメニューである。バスケは、かなり体力を使うので体力系の練習は、かなり多めだ。


 今日もいつもと同じ練習を通り、気づけば試合をして終了する時間になっていた。


 俺はこのバスケの練習が好きだと言うこともあって、時間が経つのもかなり早く感じた。


 最後の試合は、体力作りの練習も入っているので、本番の試合より少し長めの10分(※本番の試合では、1ゲーム8分)という事にしている。


 今気づいたが、なんだか今日は、いつもより練習を見に来る女子が多い様な...


 我らがバスケ部には、全学年合わせて20人ちょっと部員が居る。


 確かに裕也(ユウヤ)とかカッコいいし、俺らの先輩もカッコいい人いるけど、こんなに女子が来る事あるか?20人ぐらい来てるぞ!


 「な、なぁ、裕也!なんで、今日は、こんなに女子が見に来てるんだ?」


 「さぁ?誰かに聞いてみようか?」


 裕也は、俺から「ああ」と返事を聞くと女子が集まってる所に歩いて行った。


 「麻衣ー‼︎ちょっといいか?」


 裕也は、どうやら麻衣を探しているらしい。

するとひょっこりと女子の中から麻衣が出てきた。


 「裕也ー!ここだよー!」


 「居た居た、探したぞ!」


 「ごめんごめん!ここまで人が多いとさ、えへへ」


 麻衣は、裕也に頭を撫でられて嬉しそうに、している。


 「あー、その件なんだけどよ。なんで、今日は、こんな集まるんだ?」


 「あーー、多分だけど....コショコショ」


 「ほうほう、ありがとな」


 5分ぐらいで会話を終え、裕也が戻って来た。なんだか少しニヤニヤとニヤけている


 一体どんな情報を持って来たのやら..,


 期待して待っていると裕也は、ニヤニヤを絶やさないまま俺に教えてくれた。


 「最近よ、後輩女子の中でカッコいいって人気の奴がいるらしく、そいつが我らがバスケ部の中にいるらしい。」


 成る程。確かに来てる女子を見ると後輩がほとんどだ。


 「で、誰なのそのモテ期クソッタレ野郎わ」


 裕也のニヤニヤは、未だに変わって居ない。いや、次は、少しクスクス 笑っているか?そんなにおかしいのか?


 裕也は、その笑いをなんとか抑えて教えてくれた。


 「モテ期が来たクソッタレ野郎は、お前だってよ!創太!」


 「え?」


 え?俺?俺がモテ期?女子にモテてる!うー


 「やったーーーーーーーー!」


 ここまで嬉しい事があるだろうか!この俺、秋瀬 創太!生まれて初めてのモテ期!よしよし!よーーーし!


 シュッシュッっとガッツポーズを何回も作る


 そんな事をしていると


 「おーい、創太!裕也!そろそろ試合始まるぞ!」


 部活の先輩から声をかけられてしまった。


 俺と裕也は、部活に戻った。裕也のニヤニヤは、消え練習の時の本気の顔に。俺は、嬉しさが溢れニヤニヤ顔に そして、試合が始まった。


 試合が始まりボールを取った相手チームが一斉に走り出す。

 

 スリーポイントラインでボールのパス回しが始まる。油断をすれば、シュートをされる時に対応が遅れる。ディフェンスとはいえ、集中する。


 ボールを持ってない人が上のスリーポイントラインに立っているボールマンのディフェンスに向かって走って行った。手で合図を送っている。


 この感じは、『スクリーン』だ!

 

 ※スクリーン  簡単に言うとボールマンのディ

        フェンスを罠の様なに掛けて止め

        止めること


 俺は、『スクリーン』が来る事を察知し、ボールマンのディフェンスに「左スクリーン‼︎」と声を大きく出し教えて、直ぐに対応できるように少し後ろに下がる。


 察知した通りスクリーンをし、シュートをしようとこちらに走ってくる。


 (これならいける!)


 俺は、早めに後ろに下がって居たので走って来るボールマンの前に立ち向かい


 「フッ‼︎」


 ボールマンを止める為俺は、ボールマンのボールをかっとした。上手く成功し、相手からボールを奪う事に成功した。


 「よし、裕也パス!」


 「んっ!速攻!」


 俺からのパスを受け取った裕也は、仲間に速攻で攻める事を伝え走り出す


 仲間で上手く前にパスを投げ速攻で走って居た俺にボールが来る。


 (よし、このままシュートを!)


 全力で走りゴールにボールを入れた。それと同時に見ていた女子達が「キャー」っと声をあげる。どうやら創太のモテ期は、本当みたいだ。


 (やっべー!こりゃ、いいぜ!よっしゃ)


 俺は今回の練習試合をいつもの2.5倍ぐらい出して全力で行った。そのおかげでシュートが入り、再び歓声があがる、この繰り返しで何だかすごく気分が良かった。


 ピーーーーー!


 試合終了の音が鳴った。


 部活も終了し、皆で終わりの挨拶をした後、各自それぞれ帰り始める。


 見ていた女子も皆帰り始めて居た。


 俺も恋花と一緒に帰ろうかと思い荷物を持ち上げたその時だった。


 後ろから肩を掴まれた。しかもかなりの力で


 「痛い痛い!痛いー!」


 俺はあまりの痛さにその肩を掴んだ手を振り落とした。


 「何を...え?恋花?」


 そこに居たのは恋花だった。しかし、いつもの恋花とオーラが違う。こう、まがまがしいというか何やらやばいオーラだった。


 「あのー恋花さん?何か怒ってらっしゃる?」


 「創太...最近創太が...モテてるって話ししたよね?...なのに...私にも見せてくれないニヤ...ニヤして、..した顔で....」


 これは、やばい!何だか目が光ってる気もする。なんとかこの危機を脱しないと!


 「い、いや、これはだなそのーえー、あっ、そう別に観戦してた女子とは、関係なくだな、今日は、調子がいいからニヤニヤしただけでな!だから...」


 そんな時だった。横から俺に飛び乗って来たやつが居た。


 「せーーーーんぱーい!」ギュー


 くっついて来たのは一つ下の後輩の(コオリ)だった。


 「先輩は、私の物ですよね?何であんなに他の女子の誘惑に負けてるのですか?服従しますか?いえ、服従しないといけませんね!いや、もう既に服従してますよね!もう、結婚しましょ!子供欲しいです!」


 いや、怖い


 どうやら、2人とも俺の試合を、見て居たらしい。


 「....帰ろうよ」


 俺は2人に色々言われながらも家に帰った。

 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ