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俺の幼馴染みは、2人きりの時だけデレが凄い  作者: 亜人
2章 5月 始まりの序章
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生徒会の手伝い (集中モード‼︎)

  

  更新スピードが遅くてスミマセン。

 「起立!れい!ありがとうございました!」


 クラスの全員「ありがとうございました!」


 今日の授業が全て終わりそれぞれ行動する。


 部活に行く者、友達と話し始める者、「一緒に帰ろー」と誘って帰る者、そして、学校に居残る者。


 今日は、部活も休み。いつもなら、恋花と一緒に帰る所だが、今日は、少し違う。


 今日は、恋花と一緒に生徒会の仕事をする約束なのだ。


 え?なんで、手伝うか?珍しく手伝って欲しいとお願いされたから...なんか、断れなくてな。まぁ、前の話しを読めばわかる!この話しも少しあるはずだから!


 まぁ、それで俺は今生徒会室に向かっている。


 恋花は、どうやら授業が終わって俺と一回、目を合わせて走って教室を出て行った。


 その時の恋花の顔は....控えめに言って猫の3倍の可愛いさだった。※個人の意見です。


 多分だが、俺より先に行って生徒会室の鍵を開けているのだろう。なので、俺は焦る必要なし!


 という感じで今普通に歩いて向かっている。


 階段を上がり廊下に入る所の角を曲がる。


 いつもなら少し注意しているが、今日は、油断していた。


 「ぬぁっ!」 「あっ!」 ゴッツン!


 奥から廊下を走って来ていた人ぶつかってしまった。お互い頭を撃ち合い転んでしまった。


 相手は、プリントや書類を多く持って走っていた様でぶつかった時に辺りの廊下一面にぶちまけてしまっていた。


 「いてて、君大丈夫かい?」


 「はい、大丈夫です。スイマセンでした。」


 お互い立ち。顔を見合いながら謝る。


 「いや、謝るのは、私の方だ。荷物を持って廊下を全力で走ってしまっていた。」


 「お互い様って事ですね。」


 「ありがとう。」


 俺は、落ちたプリントを集め彼に渡した。


 「全く、いつも走らない様にと注意する私が走って事故を起こすなんてとんだ失態を....」


 どうやら、ぶつかった彼は俺の一つ上。この学校の3年生らしい。


 「すまない、少し忙ないといけなくてね。また、何処かで会う事があれば、お詫びするよ。」


 「いえ、お詫びなんて。」


 彼は、今度会ったら絶対お詫びする!と言って走り去った。


 また、ぶつからなければいいけど。


 ノックをし、「どうぞー」っと声がしたのでドアを開け中に入る。中には、副生徒会長の狂詩(キョウシ) 恋花(レンカ)が椅子に座っていた。


 どうやら、生徒会室には、恋花しか居ないようだ。


 「ごめん、少し遅くなった。ちょっもトラブルがあって」


 「ううん、大丈夫。私が無理言って手伝って貰ってるわけだし」


 「それで、手伝って欲しい資料ってのは?」


 「あ、これをね.....」


 今の恋花は、生徒会モードになっているらしい。

これは....ん、あんまり期待しないで真面目にやるか。


 生徒会の書類は、量が多いだけで質というかそこまで一枚一枚が大変な訳では無かったので1時間ちょっとぐらいで恋花と集中したおかげで、終わらせる事ができた。


 「ん〜〜終わった〜‼︎」


 恋花は、大きい声で席を立ち背伸びをした。


 「恋花ちょっと待ってね。こっち後少しで、終わるから。」


 「うん!」


 これを終わらせて今日も早く恋花と帰りたい。


 頑張るぞ!


 コツコツ、コツコツ、鉛筆のスピードを早める。


 トサッ


 肩に何かが乗っかっかった。横を見ると立って背伸びをしていた恋花が俺の横の椅子に座り俺の肩に頭を軽く乗せていた。


 肩に乗せた顔は少し下を向いていた。良く見えない。でも、とても落ち着く。


 「ゆっくりでいいよ。まだまだ時間あるもん♡」


 彼女は、俺との静かな時間を楽しんでくれていた。ただ、それだけの時間だったけど、なんだか楽しい時間を過ごせた気がした。

 〜帰りにて〜


 「たまには暗い帰り道もいいね!雰囲気がなんか大人ぽくて!」


 俺の仕事も終わり恋花と一緒にいつもより少し暗い帰り道を歩いていた。 


 「そういえば、生徒会室に入って来た時に言っていたトラブルってなんだったの?」


 「あー、いや、ちょっとぶつかってな。まぁ、お互い様だったし、相手も悪い人じゃ無かったから直ぐに終わったけどね。」


 「なら、良かった!」


 まー、同じ学校だし、またいつか会えるかもなー少し楽しみかも...


 そういえば、


 「生徒会室には、恋花以外居なかったけど、他の人は、どうしたんだ?」


 「あー、書記は、少しサボり癖があってね今日も『ちょっと予定が!』って言って全体の資料の2割ぐらいを持って先に帰っちゃった。」


 それで、いいのか書記!一応学校のてっぺんの方の立ち位置だろ!


 「会計は、ね〜。学校自体を熱で休んでたらしくてね。」


 それは、仕方ないな。うん。


 「生徒会長は、今日空ける事の出来ない用事があるらしくてね。」


 「生徒会は、忙しいらしいな。」


 「でも、会長は、ちゃーーーーんとっ!資料を持って帰ったけどね。」


 「そうなのか。まぁ、流石生徒会長だな!因みにどんぐらい持って帰ったんだ?」


 「んー全体の4割ぐらいは、持って帰ってたよ」


 え?


 「え?」


 心の声が出ちゃった。


 「そんなに⁉︎だって書記が2割だろ!俺たちは、2人で協力して、4割だろ!それを生徒会長は、1人で!あの量を!かなりだぞ!」


 「そうだね!しかも、生徒会長が持って行った資料や書類の中にはかなり質のある、重要なのもあったしね。」

 

 すご!そこまで能力値高いので‼︎それに今日は、空けられない用事もあるって!夜にやって終わるもんなのか?


 「我が校の生徒会長は、凄いのです!」


 「本当に、凄いんだな。」


 かなりびっくり!


 「大丈夫だよ!私は、創太一途だから♡」


 かなり安心した。


 やっぱり一緒に帰るのは、楽しい。

 

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