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妹の苦労 (ツンデレとヤンデレ)

 私の名前は、狂詩(キョウシ) (クウ)


 よくみんなからは、「空ちゃん」って呼ばれる事が多い。そして、2つ上の姉を持っている。


 私の初恋は、隣の家に住んでいる秋瀬(アキセ) 創太(ソウタ)という姉と同い歳の男だ。


 創太兄とは、子供の頃からよく遊んだり、勉強を教えてもらったりと色々な事をしている。今でもたまに創太のご飯を食べに創太家にお邪魔する程仲がいい。


 しかし、現実は、そんなに甘く無かった。


 私にとって創太兄は、初恋の人でそれは今も変わらない。


 そして、私の姉、狂詩(キョウシ) 恋花(レンカ)

の初恋の人。それも.....今と変わらない。


 そんなに世間は甘くないって感じですかね?


 私は、創太兄のヒロインには、なれなかった。いや、なってやろうと思うやる気が出なかった。


 理由を出して見れば凄く簡単な事だ。


 創太兄は、私の姉恋花の事をしっかりと異性として、少しばかり恋愛感情の入った目で見ていた。

 

 しかし、私に向ける目は、妹に向ける目で....これでは、無理だと小学生の時に思ったからだ。


 もちろん、大人に成れば体も成長して、姉とのいい恋愛勝負になるかと思った時もあった。


 でも駄目だ。やっぱり現実はそう甘く無かった。


 日が経つにつれ、恋花は、創太兄に心をどんどん開く様になり、いつもよりイチャイチャする様になった。


 創太兄も少し嬉しそう。


 そんなのをいつも見せられていた。


 途中から皆んなが居る前だけツンツンな態度で接する様になっていたけど、あれはあれでイチャイチャしてる様に見える。


 創太兄がかっこいい時は、顔がとろけているけど

はぁ〜


 やっぱり皆は騙せても私までは、騙せないらしい。


 まぁ、何年も一緒に住んでいる訳だし仕方ない。


 私は彼の.....創太兄のヒロインには、なれなかった。だから、もう、諦めた。こればかりは、どうしようもない。仕方ない事....だから。


 なのに、


 「うるさーーーーーーーーーーーーい‼️」


 なのに、なんでそんなに目の前で創太兄とイチャイチャしてるの!私の気持ちを考えて欲しい‼️


 しかも、なんか1人増えてるし!誰この可愛い人‼︎

 

 「な、なんなんですか⁉︎なんで、そんなイチャイチャしてるのですか⁉︎てか本当に貴方誰なんですか⁉︎なんで、そんな姉が居る前で堂々とイチャイチャ出来るのですか⁉︎」

 

私には、わからなかった。姉と創太兄の中を裂こうとするなんて....


「何だって....私も創太先輩が好きだからに決まってるじゃないですかぁ」


 それは、見れば分かる。


 「ねぇ〜創太先輩?私の事.....どう思ってるのですか?邪魔とか思ってるのですか?好きですよね?愛してますよね?まさか他の女に好意を持ってたりしませんわね?貴方は、私と一緒にいるべきなんです!ねぇ〜先輩?」


 えーーーーーーーーーーーーーーーー!なんちゅう質問してるの!この人‼︎てか、怖っ


 「あ、貴方!私の創太に変な質問しないで!貴方は、邪魔に決まっているわ!創太は、私の物なんだから!後、怖いのよ貴方のキャラ!」


 お姉ちゃん!ツンが!ツンがツンじゃなくなってるよ!


 「恋花先輩?キャラ....大丈夫ですか?」


 「はっ!も、問題無いわ。」


 「ほ、ほらもう創太兄もくっつかないで!てか、早くご飯食べろーーーーーーーー‼️」


 次回も頑張ります。

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