『ツンデレ』VS『ヤンデレ』
はぁ、もっとヤンデレキャラを上手く出したい。
「教えてあげますよ!この優しい私が!」
氷は、大きな声で自信満々な態度を取っている。
「恋花先輩は....創太先輩と2人きりの時だけ、嘘みたいにデレデレしますよね!」
はい。その通りだと俺も思います。
「みんなが近くに居る時は、あんなにカッコよく!凛々しく!そして、学校の不良も恐れる様な鬼の顔を持っているのに!」
はい。その通りだと俺も思います。
まぁ、そこが可愛いくてなんて言うかギャップ萌え?で可愛いだけどね。
「まるで〜ツンデレ.....みたいですね!」
俺も似たような事を前にも考えたような気が、
「あー!でもぉ、みんなの前では、ツンツンして創太先輩と2人きりの時はデレデレして!やっぱり変ですよねぇー!」
「ふふっ、ふふふふふ....」
氷の煽りを聞いた後。恋花は、いつもと違った不敵な笑い方をしている。
「そうね、私は、ツンデレかもしれないわね....でも、そう言う貴方は、ヤンデレよ‼️」
「なっ!」
「え?」
俺は思っていなかった答えにハテナが付いたおかしな声を上げる。
氷も、少しビックリした様で、変な声を出した。
(氷が?ヤンデレ?そんな怖いかな?)
「あら?創太は、気づいていないとは、思っていたけど.....まさか氷さん貴方も気づいて居なかったのですか?」
「は?私が、ヤンデレ?そんな事ないです!私は、創太先輩にデレデレとはして居ますが、ヤンデレみたいに怖くありません!」
「あら、貴方さっきも創太のちょっとした事に怒ってたじゃない。どうみても以上よ!」
「う!それは、」
「しかも、貴方も私と同じぐらいおかしいわ!」
「そんな.....はず」
氷は、少し苦しそうな、声が詰まったかの様な感じになり反論が、出来ないでいる。
「そうね。私が、ツンデレなら貴方は、ヤンデレよね?しかも、普通のヤンデレとは、違ってみーんなが居る前とかでしかヤンの方を出すこと多いよね?」
さらに2人は、目線を合わせ火花を散らしている
「もういいです!うるさいですよ恋花先輩‼︎」
「先に言って来たのは、氷さん貴方の方ですよ!
ふざけないで!」
俺は、この2人の間に入ることは、出来なかった。いや、俺が入ったら余計良くない方向に進みそうだから入らなくて正解だった思う。
そして、この口論にも終止符が一旦おりる。
「うるさーーーーーーーーーーーーい‼️」
大きな声で、2人の口論を止めた。その声の主は、恋花の2つ下の妹で、久しぶりの登場。
そう。狂詩 空だった。
まぁ、さっきから一緒にご飯食べてるんだけどね。ずっと我慢してたもんね。この雰囲気に。
恋花と氷が、黙って居ても空気が、もうやばかったもんね。怒るのも仕方ないと思う。
はぁー。
.....次回に続きます。
もう少し氷の出番と、ヤンの方を増やしたいと思います。




