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後輩と部屋で (デレ)

 

 「おかえりなさいです♡先輩♡」


 ぼくのベットに腰掛けて、座っている後輩、新沢(アラサワ) (コオリ)が居た。


 氷は、俺のベットの角にあった猫の可愛いぬいぐるみをギュッと抱きしめている。


 「え⁉︎氷さん!」


 「そうです!先輩の氷です♡」


 「なんで、俺の家がここって分かったの?」


 おかしい。氷さんは、一度も俺の家に来たことも無ければ、俺の家の話しもした事がない。


 だがしかし、こうやってこの場に氷さんが居る。

一体誰に聞いて俺の家だと分かったのだろうか?


 「どうしてか。それは、ですね♡」


 「そ、それは.....」


 「企業秘密みたいな感じです♡」


 「はっ」


 「教えて対処でもされたら面倒なので♡でも、私の情報網がただものでは、無いことは分かりました♡よね♡」


 「は、はい。」


 怖い。これがたまに言う敵に回したく無いと言うやつか。


 「ま、まぁ、それはいいとして。今日は、どんな用事でわざわざ家に来たの?」


 それが大事だ!もしかしたら、かなり大事で深刻な事を俺に言わないといけなかったのかもしれない。


 「そんなの決まってるじゃないですか〜私は、未来の先輩の奥さんなんで、たまには先輩に会いたくなって愛を育みたいと思うのです♡」


 え⁉︎何この子。こんな子だったかな?


 「氷さん?その.....いつ俺の未来の奥さんが氷さんって決まったのかな?」


 「え。」


 しまった。俺は、今、氷さんの地雷を踏んでしまったらしい。


 「何ですかそれは‼️もしかして、私以外に創太先輩を好きな女がいるんですか⁉️さては、あの下手くそツンデレ野郎ですか⁉️あんな女より私の方がいいに決まってる‼️それに、前にも言いましたよね‼️私の事を「氷さん」ではなく呼び捨てで「氷」と呼んでって‼️何で呼ばないんですか⁉️もしかして、それも他の女のせいなんです‼️誰何ですか、一体何なんですか‼️先輩は、私だけを見て、私だけのものになって、先輩は、ずっと私のそばに居れば良いんですよ‼️」


 なんと凄まじい。高く、そして大きな声だったんだろうか。


 彼女も自分で多くの不満を言ってしまった事が予想外だったらしく、少しへこんでいるようだった。


 「すみません、先輩。私とした事がついうっかり。」


 「いや、まぁ、俺も呼び捨ての事忘れてたのが悪いし、大丈夫だよ」


 誰にだって失敗は、ある。流石に2回目が合ったら怒るけど。


 「ふふ♡仲直りできた事で、夫婦の営みをやりましょう♡折角親も居ないみたいですし。」


 「うぇ⁉︎」


 「夫婦の営み」という単語に少し遅れてビックリしたタイミングで彼女が俺の手を引っ張り、部屋の入り口らへんに居た俺をベットまで勢いよく引っ張り、ベットに寝かせた。


 そして、氷は、俺の腰当たりの上に乗ってきた。


 「夫婦の営み」と言う単語に腰の上に俺の事を『大好き』と言う女性が乗っている状態を見るに考えられる行為は、一つしかない。


 「ちょっ!氷!ダメだから、ね!」


 「先輩何を言ってるんですか!こう言うのは、早めにやってても損なんてしないと私は、思います」


 いやいやいや.....否定したいけど俺には、それが間違いか分からない‼︎そういうもんなの⁉︎


 「いや、だからって高校生!ね!もしもが合ってからじゃ遅いから!ね!」


 「大丈夫ですよ!もしもがあれば、私は責任持って産み育てあげますから♡あ〜先輩との子供♡えへへ♡えへへ♡。それに、先輩だってそんな事になれば、時間がかかっても責任取ってくれますよね?」


 「それは、まぁ、高校卒業して養えるように就職して責任取るけど」


 「あ〜!先輩カッコいい♡先輩のそう言う何だかんだでしっかりしてる所も大好きです!」


 しまった。正直に答えて好感度上げてしまった。


 もっと速攻性があって、好感度がか下がる事を!

俺が焦っていると氷は、さらにレベルを上げてくる。


 「先輩♡後輩の私と一緒になりましょう?」


 氷は、押さえつけていた腕から手を離し指と指の間に滑り込ませた。 


 いわゆる恋人繋ぎだ。


 少しずつ氷の顔が俺に近づいてくる。


 「先輩♡大好き♡」

 

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