恋花と勉強会 (デレ)
今日は、恋花と一緒に恋花の部屋でテスト勉強をする予定になっている。
「し、失礼します!」
「何でそんなに緊張してんの?」
え?別に緊張なんて...と思いながら部屋に入ろうとするも足が動かない。
「創太?めっちゃくちゃ早く足が震えてるよ。」
「ば、ばかたれー!」
「え⁉︎」
しまった。緊張でテンションがおかしくなってる。とりあえず、トイレに...
「ちょっとトイレ」
「分かった。」
なんか気まずい‼︎
俺は急いでトイレに入った。
なんて事だ!俺は恋花を意識してるのか?ヤバイ。こんな事が恋花にバレたら....気を引き締めろ!
よし!行こう‼︎
「恋花お待たせ‼︎」
「もう!遅い〜‼︎」
「ごめん、ごめん。ちょっときつくて。」
大丈夫?と言いたそうな顔をしてる。
「いいから、早く勉強しようぜ!」
「うん!」
そして恋花との勉強を始めた。
恋花は、学校では『ツンモード』で、キッチリとしている。その学校のイメージ通りテストでは、いつも高得点。学年の順位は、1位か2位をよく取る。
「創太!そこ間違ってるよ!もう。ここは、間違え安いって先生が言ってたじゃん!忘れたの?」
「あー!そうだっけ?」
「そうだよ!もう。仕方ないなー教えて上げる。」
恋花は、そう言って俺の近くに来た。
「あ、ありがとっっっとう‼️」
近くない⁉︎え⁉︎胸が恋花の胸が俺の腕に!普通当たるか?当たるぐらいまで近づかないと教えられないのか⁉︎そんな教えて胸が当たるなら、男は、みんな女子に教えてもらうわ!
俺ってこんなキャラだっけ?
「創太。分かった?」
「お、おう!よーーく分かったぜ。」
恋花の胸の凄さが....
「ふーん、それにしては、教えてる間ずっと私の胸を見ていた様だったけど....胸凄いとか思ってたり!」
「ギクッ」
なんで、なんで分かるの?エスパー?
「やっぱり思ってたんだ〜。ニヤニヤ」
「仕方ないだろ、お前の胸が当たるから」
「開き直っちゃって。まぁ、わざと当ててたんだけどね。」
「え!」
おかしいと思ったんだよ!教えるだけで普通あんなに当たんないよね!ね!
「ニヤニヤ...創太、可愛い♡ギュッ」
え?恋花は、俺に抱きついて来た。
「クンクン。創太を充電〜」
びっくりしたー!匂いを嗅ぐだけか〜、これなら今日の朝もしてたし、別にいいか。
それにしてもなんか、子供が甘えてるみたいで可愛い。
俺はそっと恋花の頭に手を乗せて、ゆっくりと頭からを撫でた。
「ふぁ〜♡。創太が撫でてくれると気持ちいい♡。」
「それはどうも」
恋花は、俺に座ったまま抱きついて居る。
だから少し油断していた。
「創太♡!チュッ」
「え?」
え?
恋花の、唇が俺の口に。凄い柔らかい恋花の唇が....
俺はボーっとしてしまった。突然起きたことに頭が追いつかなかった。
数秒してから恋花は、そっと俺から離れる。
「ふふっ。しちゃったぁ〜」
「....」
ヤバイ。どうしよう。俺は何を言えばいいか分からず目だけ泳いでいる。
「もうこんな時間だし、ドキドキが止まらなくて勉強も出来ないね♡今日は、こんぐらいで辞めようか....勉強会。」
「お、おう。そそそうだな。」
俺は荷物を片付けて恋花と一緒に玄関に向かった。そして、靴を履き恋花に「じゃあ、また明日」
と言い家を出た。恋花も「うん、明日ね♡」と言ってくれた。
恋花の隣の自分の家に戻るだけなのに何だか少し長く感じた。
恋花と俺は、キスを................
思い出すだけで顔が真っ赤になる。
「明日が楽しみだな。」
〜家に帰り着いて〜
「創太〜!帰った〜?」
家に帰り着いくと母さんが俺に喋り掛けて来た。
「ただいま!」
「おかえりなさい!良かったわ〜。母さん今日は、夜勤だから今から家を出る所だったのよ〜」
「あれ?父さんは?」
「お父さんは、今日は、編集者の人の飲みに行くらしいから遅くなるって言ってたわ」
「分かった。」
「創太が帰って来てくれて良かったわ。」
そんなに心配することか?限りだって俺も持ってるのに
「創太。貴方の部屋でお友達が待ってるわよ。」
え?
「誰?裕也か?」
うちに遊びに来る奴と言えば裕也か恋花ぐらいだし....誰だ?
「裕也君じゃないわ。可愛いらしい女の子だったわ」
「可愛いらしい女の子?」
誰だ?女性で俺の家を知ってるのは恋花ぐらいでは?
「創太、貴方もすみに置けないわね〜」
「もう!からかうなよ!」
「ごめんなさい!それで、私は仕事に行くからその子と2人きりだからって変な事しない様にね!」
「分かってるよ」
俺は母さんを見送った後自分の部屋のドアを開けた。
そこには、
「おかえりなさいです♡先輩♡」